費用は?注意点は?新築に地下室を設置するポイントまとめ 

間口が狭く、奥行きが深い28坪、<br>木造吹抜け付きの地下室、1〜3階、屋上の5層住宅

なんともワクワクする響きの地下室。これから家づくりを始める際、設置しようかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
地下室を設置することで、趣味の時間や日常生活が充実します。また、工夫することで快適な空間に保つことができます。毎日過ごす家が、地下室によって快適な家になれば、ますます毎日を楽しく過ごすことができるでしょう。

今回は、地下室を設置することでできる日常の楽しみや、設置の際の工夫をご紹介します。

 


コラムのポイント
・地下室があることで、趣味の時間が充実、集中できる空間の確保、収納スペースを増やすといったメリットがあります。
・容積率の緩和を考えた上で地下室を設置しましょう。坪単価の目安は150万円前後です。
・ドライエリアの設置や湿度調整、雨水対策に気をつけて、快適な地下室での生活を実現しましょう。


 

 

 

 

地下室設置でできること

我が家に地下室がある、と想像してみてください。その空間で、どんな楽しみを広げていきますか?

 

 

・趣味の時間が充実


地下室は、家族とは少し距離を置いて、自分の趣味に没頭することができるスペースになります。絵や彫刻、プラモデル、服、靴、DVD、本などの趣味のモノを多く所持している人にとっては、外部の視線や周囲の物音などを気にすることなく楽しむことができます。

毎日、仕事に家事に子育てに…と追われていると、どうしても一息つく時間を作ることが難しい時もあります。そんな時に、家の中で日常から一歩離れて自分だけの時間を作ることができます。

 

実用性バツグン!地下室の7つの使い道

 

 

・集中できる空間


仕事を終わらせてしまいたい時、資格の勉強をしたい時、読書をしたい時…ちょっと集中して何かに取り掛かりたい時に、地下室は重宝します。周りを壁に囲まれた静かな空間の中で、やりたいことに没頭できる貴重な時間を作ることができます。

 

 

・収納スペース


広いリビングにしたい、狭小地でも収納スペースをしっかりと確保したい。そんな収納に関する悩みにも、地下室は答えることができます。

各部屋に収納を設置しようとすると、どうしても狭い部屋になってしまいます。しかし地下室があれば、各部屋に収納を設置したり、収納用品を購入したりしなくても、しっかりとしたスペースを確保することができます。一箇所に収納スペースをまとめてしまうことで、管理もしやすくなります。

 

 

 

 

地下室設置にかかる費用と容積率の緩和

地下室は、ただ地下にある部屋というわけではなく、建築基準法によって定義されています。

・底面から天井までの高さのうち、3分の1以上が地盤よりも下にある
・天井の高さが地盤面の1メートル以下

となっています。基本的に居室として認められてはいませんが、衛生環境を確保するためのドライエリアの設置、換気や防水・調湿機能を備える、といった一定の基準を満たしていれば、地下室を居室として利用することも可能です。

 

また、地下室は地面を掘り下げて造ります。そのため、必然的に基礎が深くなるので地震が発生したときに住宅の基礎として振動や衝撃を効率よく吸収してくれます。地下室の周りを地盤がとり囲んでいるために、地下室と一体化して住宅は守られるのです。

 

 

坪単価の目安は150万円前後


地下室を設置する時は、地下室のない住宅と比べると余分に見積もる必要があります。基礎を造って建てるだけでなく、掘削をしてそこから出た残土の処分費用、掘削部分への土砂の流入を防ぐ工事費用、地下水位や地盤に関する調査費用、防水設備の設置費用などが挙げられます。

 

家の土台となる地下室は、家そのものを支える大切な役割を果たします。その土台をさらに支える地盤も、同じように大切な役割を果たします。
地盤が悪いと想定される場合、ボーリング調査をする必要があり、それによって地質をよく確認したう上で着工するという流れになります。また、この時に地下水の調査も合わせて行います。地下水も地盤の良し悪しを左右します。
もし地下水位が高い土地であれば、地下室を作る際に湧水対策等に費用が掛かる場合があります。あらかじめ施工業者に確認をしておきましょう。

頼む業者によって様々ですが、坪単価で約150万円程度を目安にしておくと良いでしょう。

 

容積率の緩和


地下室を設置する場合、事前にその土地に建てることが出来る建物の大きさを定めた指標の緩和を受ける必要があります。

その緩和を受けるためには、

・床が地盤面の下にある地階である
・地盤面から地階の天井が1m以下である
・住宅として使用する

といったいくつかの条件をクリアする必要があります。

地面を掘ることで地下水が湧く場所や、道路を拡張する場所、新しい道路を作る予定のある場所の場合、容積率の緩和を受けることはできません。

 

 

 

 

快適な地下室にするために

地下室は地面を掘って作るために湿度が高い上に暗く、快適な環境を保ちにくい条件が揃っています。

その地下室を快適な環境にするために、ドライエリアの設置と湿度調整が大きな鍵を握っています。

 

 

・ドライエリアの設置


ドライエリアとは、地下室のある建物に作られた、地面を掘り下げた空間のことです。地下室のまわりをぐるっと取り囲むように、地面から掘り下げて作られています。空掘り(からぼり)とも呼ばれています。原則として、地下室にはドライエリアを設けるように衛生上の観点からも定められています。建築基準法では、地下室は基本的に居室と認められていませんが、ドライエリアを設けることで地下室を居室として使うことができます。

 

また採光にも適しており、直接太陽光が差し込んできます。これにより、地上階と同じような住環境が実現します。どれだけ照明設備などを整えても、地下室にはなかなか太陽の光を挿し込ませることはできません。そんな時でも、ドライエリアが大きな窓の役割を担います。

そして開口できることによって、地下室の防湿や風通しが良くなり、地下室にも心地良い空気を送り込むことができます。さらに、重力換気を利用した効率的な自然換気も行うことができます。

避難経路の確保にもなるので、密室であることに不安も少なくなるでしょう。

 

 

・湿度調整


ドライエリアを設置することで、換気をすることが可能になりますが、より湿度を調整するためには湿気対策のための断熱工事を行いましょう。合わせて除湿器や自動排水システム、熱交換器を設置することで、年間を通して一定の温度と湿度で、快適な空間を作ることができます。

 

・雨水対策


台風や局所的な集中豪雨による、半地下家屋や地下室での浸水被害が多く発生しており、都道府県それぞれが注意喚起の情報を流しています。

浸水被害から家族の安全や財産を守る為に、地下室を設置する場合は、あらかじめ対策を練っておくようにしましょう。普段は問題なく生活排水を排水できていたとしても、豪雨などによって下水道管が逆流してしまい、浸水被害が発生した、道路側から雨水が流れ込んだことによって浸水被害が発生した、という可能性があります。短時間で大量の雨水が下水道管に流れ込むことで、下水道管内の水位は急上昇し下水が逆流、半地下部のお風呂場やトイレから下水が噴出、ということもあります。また、雨水が道路側から家屋側に流れ込むことで地下室が浸水するだけでなく、水の圧力でドアが開きにくくなり破損してしまう可能性もあります。

 

水の被害でいざとなって慌ててしまわないよう、あらかじめ準備をしておきましょう。

 

【実際のところどうなの?】地下室のある生活と快適に暮らす工夫

 

 

 

地下室のある生活を現実に


地下室があることで、自分の時間、家族の時間、家収納スペースの確保などができるようになります。そこでどんな時間を過ごしますか?

地下室の活用方法は千差万別、ぜひご家庭にあった方法を採用して、暮らしを豊かにしていきましょう。

 

地下室設置のご相談やご質問は、クレバリーホーム東京までお気軽にお問い合わせください。