【狭小住宅】これからの暮らしに欠かせない屋上のアイディア

もしも、これから建てる家に屋上があるとしたら、どんなことをして過ごしますか?バーベキュー?みんなでピクニック?

都内にあるたくさんの遊ぶ場所や楽しめる場所。外に出なくても、遊びが実現できたら毎日がもっと楽しくなりますよね。家に屋上があれば、もっと家での暮らしを楽しむことができます。

そこで今回は、屋上でできる楽しみをご紹介します。また、屋上が持つさまざまな効果も合わせて見てみましょう。

 


コラムのポイント

・屋上があれば、狭小地での実現が難しかった庭での過ごし方を実現することができます。

・屋上があれば、ガーデニングにバーベキュー、ヨガ、ゴルフの練習、花火、屋上レストランなどたくさんの楽しみに囲まれて過ごすことができます。

・屋上の緑化も合わせてしておくことで、安全面の強化や情緒の安定などを強化することもできます。

・屋上でできるアイディアをしっかりと楽しめるような家づくりを、経験豊富な建築デザイナーとともに進めていきましょう。


 

 

 

 

 

 

屋上は本当に必要…?

 

屋上があったらいいなとは思うけれど、本当に必要?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

今の住まいで、ちょっとした緑を感じることができる庭があったらいいな、気分転換に過ごすことができる室外空間があったらいいな…と思ったことはありませんか?十分な土地に一軒家を建てることができれば、しっかりとした広さの庭を確保してこれらの望みを叶えることができます。ただ、その場所が狭小地だったり隣家が近くプライベートが気になる環境だったりした場合、なかなか実現することが難しくなります。

こんな時、もし家に屋上があれば狭小地や隣家の近さを気にしなくても、室内以外の空間を確保することができます。庭が狭いからと諦めていた、家で過ごす楽しい選択肢も、諦めなくても良くなります。

本当に屋上が必要かどうか、とても迷う…というのであれば、屋上があることでどんな楽しい日常を過ごすことができるのかを一度じっくりと見てみましょう。考えが少し変わるかもしれません。

 

 

 

楽しさ広がる屋上でできること

空の下だから楽しめること。屋外だからできること。屋上だから楽しめることはたくさんあります。

 

① ガーデニング


庭がないから無理…と諦めていたガーデニングも、屋上があれば楽しむことができます。設計時に詳しく説明を受けていれば、実際に土を入れることや水を使うことの心配も無くなります。

アスファルトに囲まれた東京で、土いじりをする時間はとても貴重です。土に触れることで五感が刺激されるだけでなく、ストレス解消やリラックス効果もあります。また、土に含まれるバクテリアによって脳内神経伝達物質であるセロトニンが増やされ、やる気もアップします。日々の疲れも、少しの時間で効果的に癒すことができるのです。

② バーベキュー


青空の下、家族みんなで、また友だち同士で集まってバーベキューすることができます。必要な食材や機材を持って遠くに出かける…となると楽しい反面、準備や片付けが大変なので億劫に感じる方も多いでしょう。しかし、場所が屋上となれば話は別です。準備や片付けがそこまで大変ではない上、天気が良く思い立ったらすぐに行動に移すことができます。

③ ヨガ


美容と健康に良いヨガも、屋上でのびのびと行うことでさらに心身に良い影響を与えます。

朝、屋上でヨガをすれば、規則正しい生活が身につきます。また、積極的、長期的に運動する時間を作ることができます。ジムに通う時間がない、運動する時間がなかなか取れない、一人で集中してヨガをしたい、という時にも屋上はぴったりでしょう。

④ ゴルフの練習


屋上という周りに何もない場所でなら、スィングの練習もパターの練習も、思う存分集中できます。ゴルフ場が近くになくても、すぐに練習する場所が確保できるのは時間の節約にも、お金の節約にもなります。

⑤ 花火


夏は、みんなで花火を楽しめます。近くで花火大会があれば、人ごみに揉まれなくても花火を楽しむこともできます。子供たちと過ごせる時間は思った以上に短いもの。限られた子どもとすごす時間を、めいっぱい楽しみたいですよね。屋上があれば、そんな楽しみも実現します。

⑥ 屋上レストラン


外で食べるお弁当は、気分がからりと変わって美味しく感じますよね。普段の食事も、お弁当箱に詰めて外で食べるとぐっと美味しく感じるでしょう。テーブルや椅子を並べて、食器も全てセットして、レストランのようにしても良いですね。子どもたちにも、積極的にお手伝いしてもらうこともできます。

 

 

 

実際に家づくりを行う際は、屋上つき住宅に精通した建築プランナーと一緒に、たっぷりとプランを練って決めていきましょう。

 

☟ワンランク上の屋上にする方法を見てみる☟

https://cleverlyhome.tokyo/lp/okujyo/

☟たくさんの楽しみ方を実現した建築実例を見てみる☟

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屋上にはこんな効果も

屋上があることは、楽しさが広がるだけではありません。屋上を緑化することで、見た目だけでなく室温が下がったり、安らぎを得ることができたりと様々な効果があるのです。

 

1. 物理的な環境改善の効果


・室温の上昇を抑制する

夏場は、どれだけ空調をつけても室温が上昇し、過ごしにくくなることがあります。屋上を緑化しておくことで、土や緑が室内の気温上昇を防いでくれます。直射日光が当たる場合、屋上のコンクリート面自体の温度は60℃以上にもなります。これによって室温は上昇するだけでなく、劣化も速くなります。屋上を緑化することで、これらを防いでくれます。

・騒音を低減する

響きやすい音も、植物や土がクッションとなることで低減してくれます。

 

2. 生理的・心理的なプラスの効果


・豊かさや安らぎ感の向上

緑があることで、心の豊かさや安らぎを得ることができます。緑という色はもともと刺激が少なく、物理的にも人が見える色(可視光)の真ん中あたりに位置しているため、心身のバランスを整えてリラックスさせるという効果があります。そんな緑は見る人に安心感を与えるだけでなく、安らぎと落ち着きをもたらす効果があります。

また、屋上の植物を自分で世話をすることで、情緒を安定させる精神的な効果だけでなく、作業による運動機能の回復や、植物を介したコミュニケーションの向上も期待できます。

・身近な情操・環境教育の場の創出

土に触れて一から植物を育てる、野菜を育てる、ということは、道徳観や美的感覚を養うための感情を養う情操教育になります。子どもが小さい段階から行うことで、教育面でポジティブな影響力があります。また、大人にとっても安定した情緒を養う時間の創出になります。

 

3. 防火・防熱の効果


 

・火災延焼の防止

植物には強い耐火性があります。屋上を緑化しておくことで、もしも火災が起きた時でも火災の延焼を防止することができます。また、火災からの建築物保護効果もあります。

それだけでなく、植物によって火災時の輻射熱を大幅に低減させて、発火を抑えることができます。屋上だけでなく、室内に置いた観葉植物にも火災時の輻射熱を半減させる効果はありますので、屋内緑化も合わせて進めていくのもおすすめです。

・火災からの建築物保護

火災の延焼を防止するだけでなく、火災そのものから建物を守ることができます。いざという時にも、避難経路の安全を確保することができます。

 

 

 

アイディアを活かして屋上を楽しむ

屋上があることで、家で過ごす楽しみは大きく広げることができます。たくさんの例を元に、ご家族の理想のカタチを固めてみてくださいね。

実際に家づくりを行う際は、屋上つき住宅に精通した建築プランナーと一緒に、たっぷりとプランを練って決めていきましょう。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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