狭小住宅を東京で!建築デザイナーと話し合っておきたい3つのポイント
利便性が高く、通勤時間を短縮できる、流行りのショップやイベントにすぐ足を運ぶことができる、など魅力的な東京に建てる狭小住宅。せっかくなら、限られた土地を最大限活用して、予算ともバランスのとれた素敵な家を建てたいですよね。そのためにも、建築デザイナーと一緒に理想の暮らしを事前にしっかりと話し合っておくことが大切です。
今回のコラムでは、狭小住宅を建てる前に建築デザイナーと話し合っておきたいポイントと、狭小住宅を後悔しないために知っておきたいことをまとめてご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・そんな理想の暮らしを叶えるための家づくりだからこそ、たっぷりとこだわりを詰め込んで理想を形にすることが大切です。自分たちはどんな暮らしをしたいのか、についてまずは家族でしっかりと話し合った上で、建築デザイナーとの打ち合わせに臨みましょう。
・家づくりで後悔したこととして挙がりやすい項目をまとめました。参考にしながら、今後の家づくりに活かしていきましょう。
− contents −
◼ 憧れのマイホームを実現する狭小住宅
◼ 建築デザイナーとの打ち合わせ3つのポイント
◼ 狭小住宅を後悔しないために知っておきたいこと
◼ 都市計画制度の導入に注意!
◼ 理想の狭小住宅を建てるなら…
憧れのマイホームを実現する狭小住宅
限られた土地でも建てることができる、狭小住宅。都内のような土地が高く競争率が高い場所でも、念願のマイホームを建てることができます。利便性が高い、通勤時間を短縮できる、交通網が発達している、お出かけする際アクセスしやすい、など様々なメリットがあるからこそ、狭小住宅でも建てたい!という方は後を断ちません。
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そんな理想の暮らしを叶えるための家づくりだからこそ、たっぷりとこだわりを詰め込んで理想を形にすることが大切です。自分たちはどんな暮らしをしたいのか、についてまずは家族でしっかりと話し合った上で、建築デザイナーとの打ち合わせに臨みましょう。
建築デザイナーとの打ち合わせ3つのポイント
家づくりを進めていく際、建築デザイナーと打ち合わせを行います。
・狭小住宅の間取りとして最適な内装の選び方
・理想に近いデザイン案
・狭さを感じないような空間設計
など、納得のいく内装にするために決めることはたくさんありますが、家に対する思いが少しずつ形になっていくのでとても楽しい瞬間なのではないでしょうか。
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有意義で建設的な打ち合わせの時間にするためにも、打ち合わせは以下の3つのポイントをおさえた上で進めていきましょう。
ポイント① 完成イメージを詳細に共有する
家づくりで大切な、完成イメージの共有。建築デザイナーと施工主との間で完成イメージの相違があった場合、納得のいく家づくりを進めていくことができません。もっとこうすればよかった…という後悔をしないためにも、画像や完成図を細かく共有し、しっかりとイメージを共有しながら打ち合わせを進めていきましょう。
ポイント② 家族と検討した内容をしっかりと伝える
理想通りの間取りやデザインを提案されると、即断即決をしたくなるかもしれません。しかし、その場の勢いで内装を決めてしまったり、家族の意見を反映させずにデザインを選んでしまったりすると、揉めてしまう原因になりせっかく話し合ったことがもう一度やり直し…となることも。打ち合わせの段階で、すぐに決めて話を進めるのではなく、じっくりと家族で考え話し合って決める場も設けるようにしましょう。
ポイント③ 実物やサンプルを確認する
写真やイメージ画像だけで判断すると、画質や色の出具合によっては思っていたものと違う…となりかねません。実物やサンプルを見ながら、確認しながら話し合いを進めていきましょう。例えば壁紙などの場合、画像サンプルで見た時と実際に部屋全体に施された時とでは、雰囲気が異なることも多々あります。サンプルだけでなく可能な限り実物を確認し、イメージと実物の相違がないようにしましょう。
▶︎参考コラム:【3階建ての狭小住宅】約15坪でも快適な間取り5選│事例をご紹介
狭小住宅を後悔しないために知っておきたいこと
快適な住まいにしようと思っても、狭小住宅だからこそネックに感じる部分はいくつか存在します。暮らし始めてから後悔しないよう、建築デザイナーと打ち合わせを進める中で話し合っておきたいポイントを見てみましょう。
動線を意識して水まわりの場所を決める
水回りは、極力1箇所に集中させるようにしましょう。そうすることで家事をスムーズに進めることができるのはもちろん、リビングやダイニングなど、ゆとりをもたせたい場所のスペースを広くとることができます。
どのように間取りを考えると良いのか、アドバイスをもらうと安心です。
冷暖房効率を考えて間取りを考える
狭小住宅にいくつも部屋をつくると、圧迫感があるだけでなく一つひとつの部屋が狭くなってしまいます。そのため、あまり間仕切りをつくらないことがおすすめなのですが、あまりにも広々とした空間にしてしまうと、今度は冷暖房効率が悪くなる恐れがあります。
せっかくの開放感のある部屋も、快適に過ごすことができなかったらとても残念ですよね。冷暖房の効率を考えながら間取り計画を立てていきましょう。
▶︎参考コラム:小さい家に吹き抜けをつける理由とは?│狭小住宅の事例をご紹介
廊下の有無によって変わる利便性
狭小住宅の部屋を広く取るためには、極力間仕切りをなくすだけでなく、廊下を少なくする、狭くする、という方法もあります。廊下が減ることによって部屋の幅が50㎝ほど広くなると考えると、とても魅力的なやり方ですよね。一方で、廊下がないため移動の度に各部屋を行き来する必要がある、来客時、見られたくない場所を通ってもらわなければならなくなる、といったデメリットもあります。
▶︎【3階建て屋上付き住宅】敷地31.9坪|延床40.6坪!「ただいま」が暖かい。家族団らんの工夫が随所に詰まった狭小住宅
どの方法が自分たちにはあっているのか、間取り計画をもとにアドバイスをもらいながら、納得のいく方法を探っていきましょう。
▶︎参考コラム:狭い家のリビングを広く感じる工夫│間取り・収納・インテリアまとめ
都市計画制度の導入に注意!
利便性の高さが魅力の狭小住宅ですが、区によっては『最高限度高度地区』と『敷地面積の最低限度』の2つの都市計画制度の導入が検討されているため、今後都内に建てられなくなる可能性があります。
これは、東京都全体の景観をよくしたり、ミニ開発などを防いだりすることを目的としています。
ミニ開発とは
1000m2未満の土地を細分化し、敷地面積が100m2未満のように小規模な宅地の分譲や建売住宅を開発すること。東京23区でも、7区で区内全体に規定されている(工業地域や商業地域など一部特別区域をのぞく)。
現在、100m2以下の新築分譲住宅の販売が、この制度が制定されている区では出来ないことになっています。今後制定される区が増えることで、狭小住宅は立てられなくなってしまうのです。今後、都内に狭小住宅の建築をしたいと考えているのであれば、なるべく早めに決断することをお勧めします。
理想の狭小住宅を建てるなら…
狭小住宅は、どのような間取りにするかによって暮らしの充実度が大きく変わってきます。土地が狭い分、動線や部屋数、スキップフロアの採用など工夫して間取りを考える必要があります。
間取りに関しては、住む人の思いが反映されるのが一番ですが、日常的に家づくりに携わっているわけではないため、知らないことや理想を現実にするためのポイントがわからなかったりします。後悔しないためにも、家づくりを進めていく時はプロの意見をしっかりと反映させながら納得した上で進めていくようにしましょう。
狭小住宅を東京都内に立てることで、利便性の良い快適な暮らしが実現します。こんな家にしたい、こんな間取りにしたい、と多くの叶えたい夢は、ぜひ建築プランナーにお聞かせください。数多くの建築実例をもとに、クレバリーホーム東京がご説明・ご提案させていただきます。いつでもお気軽にお問い合わせください。