【注文住宅】小さな家でも快適に暮らす間取りの工夫5選
『都心の戸建てに住みたいけれど、狭い家はちょっと…。』という方にぜひおすすめしたい狭小住宅。間取りを工夫すれば、限られた土地を最大限活用して快適な住まいを実現することができますよ。
今回のコラムでは、狭小住宅のメリットと合わせて、小さな家でも快適に暮らすことができる間取りの工夫ポイントをご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・小さな家は、スキップフロアの設置やハイドアの活用といった工夫をすることで、限られた空間を広々と感じることができます。
・どんな暮らしを実現したいのかよく話し合いながら、工夫ポイントを活かしながら狭小住宅の家づくりを進めていきましょう。
− contents −
◼小さな家はやっぱり不便?
◼小さな家のメリット4つ
◼小さな家で快適に暮らす間取りの工夫5選
◼小さな家は工夫次第で快適に!
小さな家はやっぱり不便?
都心に一軒家を持ちたい、利便性の良い場所に住みたい、と考える人の選択肢として、狭小住宅があります。小さな家だと不便…と感じるかもしれません。しかし居住スペースが狭いとはいえ、
・土地が高い都心にもマイホームを持つことができる
・利便性が高い場所にランニングコストを抑えて住むことができる
・固定資産税や都市計画税などの支出を抑えることができる
といった数多くの魅力があります。
工夫次第で心のゆとりに繋がる小さな家
家が小さいと家具や物でゴチャゴチャするし、落ち着かないのでは、と思いうかもしれません。しかし小さな家は、工夫次第ですっきりとした空間を確保することができます。
▶︎施工事例:【吹き抜けのある3階建て住宅】敷地17.96坪|延床25.69坪!最大限に空間を活かしたボリュームのある建物
小さな家を選択することで、必然的に生活を簡略化しシンプルにする必要があります。それは、必要のない浪費を減らし、幸せで充実した生活の質の向上へと繋がります。近年流行っているミニマリスト。この生き方も小さな家にはぴったりで、元々スペースが限られているからこそ、部屋の中を最小限の物だけにする。その流れが結果として趣味嗜好にかけていた金額を減らすことにつながり、心のゆとりを生み生活面での精神的負担を大きく減らすことになるのです。
▶︎参考コラム:【新築住宅】狭いリビングダイニングを広く感じる7つの工夫を解説
小さな家のメリット4つ
小さな家には、他にどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット① 日々の掃除が楽ちん
小さな家は、居住スペースが少なくコンパクトなつくりになっています。その分、日々の掃除はとても楽に終えることができます。
全ての部屋をいつも綺麗に保とうと思ったら、なかなかの労力が要りますよね。しかし、小さな家であれば掃除をしなければならない部分が少なく、こまめに掃除できることで散らかったり汚れたりしにくくもなるのです。
メリット② 後々のメンテナンスが楽ちん
大きな家に住むとなると、広々快適に暮らすことができるかもしれません。しかし、建てて10〜15年ほど経つと、いたるところに劣化が見られリフォームが必要に。そうなると、労力も資金も必要になります。こまめにメンテナンスができていれば、劣化や損傷などは早い段階で気づき処置を行うことができますが、大きい家だとそうはいきません。その点、小さな家であれば、こまめにメンテナンスをすることができるので、常に家の状態を良好に保つことができます。
メリット③ 家事導線が楽ちん
日常生活と家事とは切っても切れないもの。掃除に洗濯、食事の準備など可能な限りスムーズに進めたいですよね。
小さい家はコンパクトなつくりなので、コンパクトな家事動線が叶います。結果、短時間で様々な家事を行うことができ、時間も労力もそこまでかからなくなります。家事に時間を使うのであれば、家族との時間や一人で過ごす時間を大切にしたいですよね。こんな願いを小さな家は実現することができるのです。
▶︎参考コラム:家事楽できる間取りの整え方│共働きのご家庭におすすめの新築計画
メリット④ 家族をいつも身近に感じることができる
一緒に暮らしていたとしても、生活リズムが違っていたり、自室で過ごす時間が長かったりすると、顔を合わせる時間は少なくコミュニケーションも最低限…という状況になる可能性があります。そんな時でも、小さな家なら必然的に部屋数が限られ、お互いの距離が近くなり、その距離の近さがコミュニケーションを生み、家族をいつも身近に感じることに繋がるのです。
このように、毎日の掃除や家事の時間、後の修繕費や税金のことなど、トータルで考えるととても多くのメリットがあります。数々のメリットを活かすことができるように、工夫して間取りプランを考えていくようにしましょう。
▶︎参考コラム:【都内】狭小住宅の暮らしを快適にする5つの方法|初めての家づくり基礎知識
小さな家で快適に暮らす間取りの工夫5選
小さな家での暮らしを快適なものにするためには、間取りやインテリアの工夫が必要不可欠です。家づくりをする時にどのような工夫ができるのか、事前にチェックしておきましょう。
工夫⒈ 廊下は短く少なくする
小さな家には、なるべく廊下をつくないようにすることで、限られた居住空間を最大限活用することができます。廊下を設置するとやはり部屋は狭くなってしまうもの。廊下がなくてもスムーズに移動したり家事を進めたりできるように、部屋の配置や広さ、生活動線や家事動線を進めていきましょう。
▶︎参考コラム:回遊導線にすると便利な間取りをご紹介│メリット・デメリットまとめ
工夫⒉ 使用する家具を少なくする
小さな家だからあまり家具は置けない…と考えるのではなく、小さな家だからこそお気に入りの家具を必要なだけ置く、と考えてはいかがでしょうか。少量の家具に絞ることで、空間を広く活用することができます。
間取りやデザインに合わせて造作家具をつくっておけば、部屋の雰囲気を損なうことなく、部屋が広く見える理想の空間が手に入ります。
工夫⒊ ハイドアを利用する
ドアの高さが天井まであるもののことを、ハイドアといいます。ハイドアを設置することでドアまわりに余計な横線が入らないのでスッキリとして見えるのはもちろん、天井まで続くドアが空間に広がりを持たせるため窮屈な印象もなくなります。
引き込みスペースが必要にはなりますが、引き戸のハイドアなら開け放つことで空間に繋がりを持たせることができるのでおすすめです。
工夫⒋ スキップフロアの活用
スキップフロアとは、床の一部に高低差を設けて数段の階段で繋げた階段のことです。部屋の中に、1.5階、2.5階がある、といったイメージです。フロア同士をスキップフロアで繋ぐことで、視界を縦に広げることができ、新たな居住スペースや収納スペースを生み出すことができます。
スキップフロアをつくことで、空間を区切る役割を壁ではなく段差が果たしてくれます。また、スキップフロアの下部を収納などのスペースとして活用することもできるので、デッドスペースになりがちな場所を有効活用することができます。
▶︎参考コラム:スキップフロアはやめたほうがいい?デメリットの対策方法をまとめ
工夫⒌ あまり空間を壁で仕切らないようにする
多くの部屋をつくるために壁でどんどん仕切ってしまうと、部屋数は増えるものの狭く圧迫感のある空間が増えてしまいます。小さな家の間取りを考える際は、あまり空間を壁で仕切るのではなく、広々とした空間をつくるようにしましょう。
小さな家は工夫次第で快適に!
小さな家は、一見暮らしにくい不便な空間に感じるかもしれません。しかし、間取りの工夫次第で想像以上に快適な暮らしが実現します。狭さがネックにならないような、快適な空間をもつ素敵な家づくりを進めていきましょう。
どんな家を建てるか迷ってしまう、もっと詳しく小さな家づくりについて聞きたい、という方はいつでもお問い合わせください。数多くの建築実例をもとに、クレバリーホーム東京がご説明・ご提案させていただきます。いつでもお気軽にお問い合わせください。
この記事を読んだ方におすすめ
・外壁にタイルを施した高級感のある家づくりのコツとは?事例を基にご紹介
・狭小住宅のデザインは外観と内装から!実例と広くみせる方法をご紹介
・【狭い家におすすめの収納】リビングに適したおしゃれな収納5選