4階建ての家を建てたい…けど気になるかかる費用・注意点・暮らし方の選択肢

4階建てのメリット・費用・注意点

限られた土地を存分に活用できる、4階建ての家。自分たちの住まいとして利用するのはもちろん、店舗として、賃貸物件として、様々な用途として活用できるのが魅力です。あまり見ない住まいの形だからこそ、どんなライフスタイルを叶えることができるのか、建築費用はどのくらいかかるのか、建てる際の注意点はあるのか、などまずはチェックしてみませんか?

今回のコラムでは、『4階建ての家』に関する基礎知識をまとめてご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。


コラムのポイント
・4階建ての家には多くの用途があり、その中でどんな暮らし方ができるのか、自分たちの理想の暮らしは実現できるのかをまとめました。
・家づくりを進める前に、将来的な暮らしのイメージとのすり合わせ、プランニングや地盤工事期間、施工会社の実績の多さなどしっかりと確認しておきましょう。


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− contents −
4階建ての家だから実現できる幅広い暮らし方
4階建ての家づくりにかかる費用相場は?
4階建ての家を建てる際の注意点5つ
はじめての家づくりを成功させるなら…

 

4階建ての家だから実現できる幅広い暮らし方


二世帯住宅を叶える4階建ての家

マンションではなく、4階建ての家。身近で実際に見たことはありますか?広々とした贅沢な空間を持つ4階建ての家には、たくさんの暮らし方があります。

 

二世帯住宅を叶える4階建ての家


二世帯住宅を選択する場合、それぞれの世帯が窮屈さを感じることなく暮らすためには、広い土地がどうしても必要になります。しかし東京での暮らしを考えた時、広い土地を確保するのはやはり難しいもの。注文住宅を建てるとなると、土地代だけで大変なことになります。

そんな時でも4階建ての家なら、家族団欒を楽しむスペース、それぞれのプライベート空間を確保しながら一緒に住むことができます。一緒に暮らすことができる安心は、二世帯住宅を選択したい方にとって大きな魅力でしょう。

▶︎参考コラム:おしゃれな細長い家の暮らしやすい間取りアイデア|東京の狭小住宅実例

 

店舗兼住宅として活用する4階建ての家


大きな道路に面している、そばに駐車場が確保できる、といった条件が整い立地がよければ、1階部分を店舗、それ以外を居住スペースとした店舗併用住宅として建てることができます。

今後、店舗や事業を始めようと考えているものの、生活とのバランスを考えると家と職場は近場にしたい、もし軌道に乗らなくてもリカバリーできるように小さなスケールで始めたい、というライフスタイルを描いている方には、4階建ての家はおすすめです。

▶︎参考コラム:店舗併用住宅の間取りプラン|理想の働き方を実現する家づくり

 

賃貸物件として収入を得る4階建ての家


すべてのフロアを自分たちで使わなくても、どこかの階を賃貸住宅として貸し出すという選択肢もあります。あらかじめ出入り口や内装を分けて建築しておくと良いでしょう。賃貸物件にすることで家を収入源にすることができるため、家の建築に多くの資金を費やしたとしても少しずつ回収していくことができます。

最初から賃貸物件として活用しなくても、子どもが独立するタイミング、二世帯住宅が必要なくなるタイミングで賃貸住宅に切り替える、というやり方もあります。家に稼いでもらうことができるというのは、長い目で見て4階建の家の強みですね。

防火地域内の木造4階建て

▶︎施工事例:【もくよん】防火地域内の木造4階建て

このように、4階建ての家には幅広い暮らし方があり、希望するライフスタイルや予算に合わせて活用することができます。

▶︎参考コラム:4階建ての家の活用方法【実例あり】快適な間取りに整えるポイントをご紹介

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4階建ての家づくりにかかる費用相場は?


4階建ての家づくりにかかる費用相場は5000万円から

では、4階建ての家づくりには、どのくらい費用がかかるのでしょうか。

狭小地を購入し、ある程度土地代を抑えられたとしても多くの建築資材を必要とする4階建ての家。建材費用、施工費用といった家そのものにかかる費用の他に、4階建ての家の重量に耐えうるような地盤調整や構造計算でなど、平屋や2階建ての家よりも手間も時間も多くかかります。

使用する設備や選ぶデザインなどによっても費用は大きく変わるため一概には言えませんが、5,000万円〜が費用相場です。土地の条件だけでなく、選ぶ工務店やハウスメーカーによっても費用は大きく異なってくるので、まずは見積もりをもらうようにしましょう。

▶︎参考コラム:マイホームの資金計画をシミュレーション!家づくりの準備を始めよう

 

 

4階建ての家を建てる際の注意点5つ


4階建ての家の外観 狭小地を有効に活用

4階建ての家を建てる場合、いくつか気をつけておきたいことがあります。

 

登り降りに体力を使うことを想定しておく


4階建ての家を住居として使用する場合、上下階への移動にかなり体力を使います。重い荷物を持った階段の登り降り、高齢になり足腰が弱った状態での登り降りなど負担がかかるからこそ、身体に負担のない間取りや住宅用エレベーターの設置を検討しておきましょう。

4階建ての家の階段

予算や健康面を考えて建築段階では必要ないと判断した場合、1階から4階まで続く吹き抜けを設置しておくと、後々エレベーターを設置することができます。ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるよう、20年後、30年後を想定して家づくりを進めていくことが大切です。

▶︎参考コラム:自宅にエレベーターを設置するメリット・デメリット│費用まとめ

 

賃貸の場合はご近所に配慮してプランニングする


賃貸物件として4階建ての家を建てる場合、家主と借主のお互いが負担に感じないよう、丁寧にプランニングする必要があります。あまり顔を合わせなくても済むように出入り口の場所をずらしておく、防音対策をしっかりとしておく、など人の出入りや生活音などちょっとしたことがストレスにならないようにしておきましょう。

また、借主の引っ越しや物件の下見などで人の出入りが増えがちです。近隣住民とのトラブルに繋がらないよう、こまめにコミュニケーションを取り関係性を築いておきましょう。

 

プランニング期間が長くなる可能性も


4階建ての家は、容積率や高さ制限など様々な制約があるだけでなく、複雑な構造計算も必要です。こういった多くの制約の中で快適な住空間をつくるには、プランニングにじっくりと時間をかける必要があります。鉄骨造、RC造、木造など、どんなつくりであっても構造計算を行うため、プランニングの期間も長くなります。

4階建ての家の寝室

引っ越しの時期や現在の住まいの解約時期、子どもの進級・進学など、家の完成時期がずれてしまっても困らないよう、考慮した上で準備を進めていきましょう。

 

地盤工事による費用が高額になる可能性


4階建てという重量があり大きな建物を建てる場合、支えることができる地盤の強度かどうかは重要です。

木造2階建て30坪の場合…30t
鉄骨造2階建て30坪の場合…40t
鉄筋コンクリート造2階建30坪の場合…160t

2階建てでこれだけの重量があり、4階建ての場合はこの倍以上の重量がかかります。どの構造にするのかにもよりますが、かなりの重量があるため、地盤強度によっては杭を打つ、土にコンクリートを混ぜて強度をあげる、といった工事が必要になります。そのため、地盤の状態によってはそれだけ費用がかさむことを考慮して予算計画を立てていきましょう。

 

4階建ての家を数多く建てた実績があるかを確認


住宅、というと平屋や2階建てがほぼ占めています。となると、3階建てや4階建ての家づくりの実績がある工務店、ハウスメーカーは限られてきます。同じ依頼するなら、自分の大切な家づくりを任せることができる会社に任せたいですよね。

1級建築士が在籍しており、設計から何から任せることができる会社、4階建ての家を数多く建てた実績がある会社を選ぶようにしましょう。

4階建ての家づくり

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初めての家づくりを成功させるなら…


4階建ての家は二世帯住宅にも最適

用途が豊富な4階建ての家は、ライフスタイルに合わせた様々な暮らし方を選ぶ事が出来ます。どんな暮らしをしたいのかをしっかり話し合った上で、理想の家づくり、新生活を始めていきましょう。

どんな家を建てるか迷ってしまう、もっと詳しく4階建ての家づくりについて聞きたい、という方はいつでもお問い合わせください。数多くの建築実例をもとに、クレバリーホーム東京がご説明・ご提案させていただきます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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