【狭小住宅】リビングを広く使うための最適な配置やレイアウトをご紹介!

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広々としたリビングのある家を建てたい!開放感のあるリビングにしたい!とは思うものの、狭小住宅だしやっぱり難しいかも…と諦めていませんか?確かに、狭小住宅は居住スペースが限られているため、広いリビングにするのは難しいと感じるかもしれません。しかし、狭小住宅でも工夫次第で広く開放感のあるリビングにすることは可能です。

今回は、狭小住宅という限られたスペースでも広々と感じられるリビングの間取りやレイアウトの考え方についてご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。

 


コラムのポイント
・狭小住宅のリビングを広くするには、間取りを考える時にどんなレイアウトにするのか、どんな家具の配置にするのかをしっかりと考えておくことが大切です。
・収納スペースや間取りなどを工夫して、開放的なリビングのある狭小住宅の家づくりを進めていきましょう。


 

− contents −
■ 狭小住宅のリビングを広く見せるレイアウトとは
■ 狭小住宅のリビングを広く見せる収納づくりのコツ
■ 狭小住宅のリビングを広くする間取りアイディア
■ 狭小住宅のリビングは工夫次第で開放的に!

 

 

 

 

狭小住宅のリビングを広く見せるレイアウトとは


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狭小住宅のリビングを広くするには、間取りを考える時にどんなレイアウトにするのか、どんな家具の配置にするのかをしっかりと考えることが大切です。

 

『リビングダイニング』の間取りにする

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リビングとダイニングを、それぞれの間取りに分けるのではなく『リビングダイニング』にすることで空間をさえぎることなく広々とした空間を生み出すことができます。仕切りがないため空間を自由に使えるようになりますし、家族同士のコミュニケーションも取りやすくなります。

 

リビング階段を取り入れる

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▶︎リビング階段のある木造3階建て住宅

リビング階段とは、廊下ではなくリビング内に設置された階段のことです。リビング階段を設置することで階段周りのスペースもリビングとして使うことができるため、限られたスペースを有効に活用することができます。階段の下には荷物を収納することもできるので、収納専用スペースを別につくる必要もなく部屋を広々と使うことができます。

 

ダイニングテーブルの場所と大きさを決めておく

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狭小住宅のリビングを広く見せるためには、ダイニングテーブルの場所とサイズを決めておきましょう。ダイニングテーブルの適切な大きさは、部屋の面積の1/3程度といわれています。用途によって最適なサイズは異なるため、どのくらいの大きさが必要なのか、どこに設置すれば使い勝手が良く家事効率も上げることができるのか、あらかじめ話し合っておくことが大切です。

 

 

ソファーを置く場所も決めておく

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ダイニングテーブル同様、ソファーも置く場所を決めておきましょう。そうすることで、家具で埋まってしまうスペースとは別に、開放感を持たせるために必要なスペースを把握することができます。予算に余裕があれば、ダイニングテーブルとソファーは、空間に合わせたオーダー家具を選ぶのもおすすめですよ。

参考記事:狭い家を広く感じる工夫│間取り・インテリア・収納など総合的に解説

 

 

 

狭小住宅のリビングを広く見せる収納づくりのコツ


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収納できる空間が限られている、狭小住宅のリビング。ここで大切なのが収納のつくり方です。

 

見せる収納を意識する

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▶︎雑貨や文庫本サイズの見せる収納

引き出しや扉の中に、物を仕舞い込むことだけが収納ではありません。収納スペースを確保するのが難しい狭小住宅のリビングの場合、仕舞い込むのではなくあえて『見せる』という方法を選ぶことでリビングをグッと広く見せることができます。

棚を並べて設置しておく、荷物を掛けることができるようフックを設置しておく、など見せられるようにしておくことで、おしゃれで且つ空間を有効活用することができます。

壁面収納をつくる

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▶︎低くつくられた収納スペース

見せる収納はちょっと難しい…という時は、壁面収納もおすすめです。壁をそのまま収納にすることで、リビングで使うものを取り出しやすく片付けることができます。箱を並べておけばぽいぽいと中に片付けることができるため、見た目は綺麗なリビングを常にキープすることができます。

 

ファミリークローゼットを設置する

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狭小住宅の場合、リビングにたくさんの収納を設置してしまうとそれだけで部屋が狭くなってしまいます。収納場所が点在することで片付けが難しくなり、部屋もごちゃごちゃしてしまうため、スペースに余裕があればファミリークローゼットを設置しましょう。

ファミリークローゼットなら、まとめて1箇所に荷物を収納することができるため、スッキリとしたリビングを保つことができます。

参考記事:狭小住宅でも収納に困らない工夫│住居スペースの確保に繋がります

 

 

 

狭小住宅のリビングを広くする間取りアイディア


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狭小住宅のリビングを広く見せる上で大切なのは、リビングそのものの広さを確保するのはもちろんですが、リビングにしっかりとスペースを使えるような間取りにすることが大切です。

 

吹き抜けを設置する

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▶︎吹き抜けのあるリビング

狭小住宅は横幅の大きい家をつくることが困難なため、縦の空間を有効的に活用する必要があります。リビングに吹き抜けを設置すれば、上下の空間を広く見せたり開放感を与えたりすることができます。

リビングから2階、3階部分まで吹き抜けにすることで上下の方向が広がり、床の面積よりも視界が抜ける空間の方が広くなります。そのため、自然と解放的な空間が広がり、リビングを大きく見せることができるのです。吹き抜けは大きめな窓から太陽の光をたくさん取り入れることもできるため、元々太陽光が届きにくいような間取りも明るくすることができます。

 

地下室をつくる

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▶︎地下室のある家

狭小住宅の場合、地下室をつくるのもおすすめです。地下室をつくることによって、縦の方向の空間を限界まで広く使っていても新たな空間を生み出すことが可能です。地下室では、地域周辺の環境や騒音を気にせずに音楽を聴いたり映画を観たりと趣味の部屋として活用できますし、温度や湿度をコントロールできるようにしておけば食料品や保存食をストックすることもできます。

スペースの問題で設置できなかった空間をつくることができる上、広々としたリビングを設置することもできます。

 

 

 

 

狭小住宅のリビングは工夫次第で開放的に!


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狭小住宅では、間取りは縦方向の大きさを考えて、大きめの窓を付けたり地下室をつくったりすることで広々としたリビングをつくることができます。間取りを工夫して開放的なリビングのある狭小住宅の家づくりを進めていきましょう。

狭小住宅のリビングを開放的にしたい方は、人の目線を意識して家具を選んでみることをおすすめします。

家づくりなんて初めてのことで、わからないことばかり…という方もご安心ください。数多くの実績をもとに、お客様一人ひとりに寄り添った家づくりをさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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