【ZEHとは?】条件やメリット・デメリットを徹底解説
近年、多く見られるようになったZEH。何となく意味はわかるが、よく理解できていない…という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ZEHとはどのようなものなのか、メリットデメリットと合わせご紹介します。
今後のZEHの家づくりにぜひ役立ててくださいね。
実質エネルギー消費がゼロの家、ZEHとは?

ZEHとは、Net Zero Energy House の略です。
ZEHは、住宅の断熱性や省エネルギー性能を上げ、太陽光発電などによってエネルギーを創ることで、年間の一次消費エネルギー量の収支をプラスマイナスゼロにする住宅のことをいいます。
ZEH住宅になるための条件
ZEH住宅として認定されるには、満たすべきいくつかの条件があります。
ZEH住宅の条件① 基準値以上の気密性の高い住宅
ZEHは機密性の高い家である必要があります。気密性の高い家にするため、フレームに樹脂を用いた高機能なサッシにしたり、三重窓にしたりすることもあります。
窓が大きい家や玄関の大きい家では機密性が低くなるのでZEH住宅には不向きでしょう。高断熱で気密性の良い住宅を作るため、窓やドア等、いわゆる「開口部」には力を入れる必要があります。
断熱材は、内部に空気を閉じ込めるために壁や天井などに入れられているもので、空気が熱を伝えづらくするという役割を果たしています。断熱材は、無機繊維系・木質繊維系と、発泡プラスチック系という3種類があります。
また、窓は小さいだけでなく重ねた窓の枚数が多く、素材を樹脂にしたほうが気密性は高くなります。断熱性能や遮熱性に優れた断熱材や窓を選ぶことは、性能を良くするためにはとても重要です。窓やドアを大きくすることで密閉性が落ち、ZEH住宅と認定されるための判断数値が悪くなり、不利になります。
ZEH認定のためには判断基準となる数値をだす計算方式があり、この数値で一定基準を超える必要があります。
ZEH住宅の条件② 高効率な設備の導入
高効率の設備とは、LED照明、高効率な給油機、冷暖房設備、換気設備などが挙げられます。
LEDは、電気さえ通っていればどこでも設置できるため制約はありません。しかし、高効率な給油機を導入する場合はガスが必要となってきます。高効率の給油機は値段が高いため、じっくり選ぶ必要があります。
冷暖房設備は、全室空調システムのメーカーで家を建てない限り、個別のエアコンをつける必要があります。その際、メインの部屋には建築研究所が公表している『エネルギー消費効率の冷房効率区分』に沿って機器を導入することが要件となっています。
また、換気設備については、『24時間換気システム』の設置が現在義務化されています。
ZEH住宅の条件③ 太陽光発電システムの導入
ZEHの『一次エネルギー消費をゼロの家』とは、自家発電してそれを使うことで、電気をなるべく買わない生活を目指すというものです。
この自家発電の発電方法には、太陽光発電の他に地熱発電や風力発電などの発電システムがあります。一般的な家庭では、太陽光発電がオススメです。
ZEH住宅の条件④ HEMSの導入
HEMSとは、Home Energy Management Systemの略です。
管理システムの1つで、家庭で使うエネルギーを節約するために家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面やスマートフォンで見える化するだけでなく、家電機器を自動制御したりできるために大きな家計の支えにもなります。
これらの条件が、ZEHの家には必要です。
ZEH化にするメリット

では、ZEH住宅のメリットを見てみましょう。
光熱費を抑えられる
電気料金が生活費を占める割合は年々高くなっています。それぞれの家庭では、電気代を抑えることと食費を抑えることは同じくらい重要です。
ZEH化すれば、自家発電自家消費の電力の自給自足生活ができます。そうすることで、余った電気を売ってその他の必要費用に回すことができます。そうすることで、生活費を大幅に下げることができます。
ヒートショックを防ぐ
年間のヒートショックによる死亡者数は、交通事故の2倍以上と言われるくらい、多く発生しています。ヒートショックとは、家の中の急な温度変化によって血圧が大きく変動し、その結果、脳梗塞や失神、心筋梗塞などを起こしてしまう現象のことをいいます。
ZEH化は、ヒートショックの予防になります。高断熱仕様のため夏は涼しく冬は暖かいため、一般の住宅に比べて部屋ごとの温度差が小さくなります。そうすると、リビングや居室との浴室の温度差によってヒートショックが起こりにくくなります。また、電気代も今ほど気にせずに生活ができるようになります。
災害に強い
昼に発電して使わなかった電力は蓄電池にため、太陽が沈んだ後蓄電池にためた電気を使う…そうすることで、極力電気を買わない生活が可能になります。蓄電池の導入効果はそれだけではありません。実は災害対策としても大きな効果を発揮します。例えば蓄電池に電気をためておくことで急な停電が起きたとしても、瞬時に蓄電池からの供給に切り替わり停電の影響を受けずに生活することができます。さらに電気自動車の充電も蓄電池から充電できるので、もし避難するという状況になっても安心です。
ZEH化にするデメリット

では、ZEHのデメリットはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
コストがかかる
ZEH化するためには、断熱性能の向上・省エネルギー性能の高い設備の導入・創エネルギー設備の設置をそれぞれクリアしなければいけません。これらはどれも追加費用が必要です。そのため、一般的な住宅と比べるとどうしても建築コストは上がってしまいます。
省エネルギー性能の高い設備の導入や断熱性能を上げるための費用は、どの程度の性能を求めるかにもよります。大まかにはZEH達成下限ラインで約100万〜150万円程度です。建築コストは上がってしまいますが、その分光熱費は下がと見込まれるので、十分に補うことは可能です。
発電量が不安定
ZEHは光熱費が抑えられ、売電収入も得られます。しかし発電を当てにしすぎるのはやや危険です。太陽光パネルの発電量は、日射量によって大きく影響を受けるからです。曇りや雨が多ければ発電量は下がりますし、季節によっては雪が積もりパネルが覆われてしまうことで発電しないことも考えられます。季節によっても発電量はとても大きく、特に四季のある日本は、夏場と冬場の日射量は大きく異なります。
補助金の有効活用がオススメ

ZEHを取得には、国の補助金を受けることができます。平成30年度の場合、次のような補助内容があります。
ZEH支援事業
ZEHビルダーにより建築されるZEH+の導入、集合住宅におけるZEHの実証等を支援します。
【補助率】ZEH+:115万円、戸建・集合2/3、新築、改修
低炭素化促進事業
ZEH化による住宅における低炭素化促進事業です。ZEHを新築したり改築したりすることで、低炭素化となるものに対し、一定額を補助します。
【補助率】定額(70万円/戸等)、蓄電池3万円/kWh(上限30万円)別途補助、新築、改修
地域型住宅グリーン化事業
中小工務店でゼロエネルギー住宅等とすることで、掛かり増し費用相当額を補助します。
【補助率】1/2(補助限度額140万円)、新築、改修
こういった補助金を活用することで、ZEH住宅を新築したり購入したりする際の家計への大きな手助けとなります。
これからはZEH住宅で快適な暮らしを

今回はZEHについて解説いたしました。
ぜひZEHをご検討の際にはクレバリーホームにご相談ください。
https://cleverlyhome.tokyo/








