【人気急上昇】生活に取り入れたい屋上庭園の魅力
家の屋上に庭園をつくりたい、植物を身近に感じながら過ごしたい…そんな理想を思い描いている人も多いのではないでしょうか。建築物の上層部である屋上や、ベランダから離れた高所につくられる屋上庭園。建築物の保護や住む人の心理に良い影響を与えるだけでなく、都市の環境改善効果といったさまざまなプラスの側面があります。もちろん、屋上があるということで家での過ごし方に幅が広がります。
せっかく家を建てるなら、良い面、注意した方が良い面を理解した上で屋上のある暮らしを楽しみたいですよね。そこで今回は、屋上庭園の魅力やつくる時の注意点をまとめました。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・建築物の上層部である屋上や、ベランダから離れた高所につくられる屋上庭園。東京のような土地の狭い家でも、自分たちだけの庭をもち自然とのふれあいを楽しむことができます。
・屋上庭園は、地球温暖化や節電、省エネルギーなど、環境や経済面においても効果的に働きかけることができます。家づくりを検討されているのであれば、ぜひ屋上庭園のある暮らしを体感してみてください。
− contents −
◼ 増えつつある屋上庭園のある暮らし
◼ 【屋上】家づくりに取り入れたい理由5選
◼ 屋上庭園をつくる時の注意点
◼ 屋上庭園のある暮らしを始めるなら…
増えつつある屋上庭園のある暮らし
屋上庭園とは、建築物の上層部である屋上や、ベランダから離れた高所につくられる庭園のことです。
比較的規模の大きい屋上庭園の場合は、空中庭園と呼ばれることもあります。ただ、厳密に定義されているものではないので庭園と呼べるだけの設備を持たない空中庭園も存在します。
商業施設やビルのように、屋根が平らで屋上のある建築物の空間に、癒しや潤いを求めて緑を置くケースは増えてきています。しかし今までは、鉢植えやプランターを置くだけという簡単なものでした。ただ、最近では人工地盤を大掛かりにつくり植栽を施して屋上に造園する、という人も増えてきています。
【屋上】家づくりに取り入れたい理由5選
屋上庭園はもちろん、屋上そのものもつくるメリットがあります。順番にご紹介しましょう。
理由①プライベートな空間で家族の時間を満喫
広い空へと続く自分だけのプライベート空間、それこそが屋上であり屋上庭園です。
地上の庭園は、周囲からの視線を遮るため、ある程度のプライバシーを守るためにフェンスや壁をつくらなければなりません。しかし、屋上庭園は周囲に高層ビルや大きなマンションなどががない限り、自分だけのプライベート空間を確保することができます。道を行く人の視線を気にする必要もありません。
家族みんなでバーベキューをしたり、プールを広げて楽しんだりと、一味違う有意義なプライベートのひと時を、屋上庭園では味わい楽しむことができます。その他にも、親戚や友達を呼んで、ホームパーティーをしたり、お月見などのイベントを開催したりと、自分たち以外の仲間も一緒に楽しむことができます。
また、屋上庭園に広がる緑には、精神を安定させて疲労回復、ストレス解消を促す効果があると言われています。
緑化することで、自然と視界に緑が入る機会が多くなります。そうすることで、自然と安らぎの時間は増えるでしょう。屋上にたくさんの花が咲き、鳥や蝶が集まる環境…そんな生活を想像すると、とても魅力的ですね。
理由② 安全な場所で子どもを遊ばせることができる
地上の庭で遊ぶ際は、どうしても侵入経路も多く不審者が侵入しやすくなります。そして、遊びに夢中になるあまり子どもが道路に飛び出す恐れもあります。
しかし、屋上や屋上庭園であれば遮視性が高く、孤立した場所にあるので不審者が侵入する心配もありません。そのため、安心して遊ぶ事が出来る空間を確保することができます。屋上なので、道路に飛び出す心配もありません。このように、子どもを安心して遊ばせることができる空間を確保することができます。
家族だけの確立された空間の中で、家族同士の会話が自然に生まれ、子どもとしっかりとコミュニケーションをとる事ができます。また、自然とのふれあいによって、子供の創造力や知的好奇心といったような心の成長を促す事ができます。
参考記事:子育てしやすい間取りポイント|住み慣れた街で始める新しい暮らし
理由③ 庭付の土地でなくても楽しむ事が出来る
地上の庭園をつくるためには、広めの土地が必要です。しかし狭小地や庭を確保するのが難しい場合、断念せざるを得なくなる場合も。そんな時でも、屋上庭園ならもともとある建物の屋上に庭園をつくるので、その分の土地を探す必要がなくなります。
かつて、木造住宅の場合はある程度屋根に勾配をつけ、排水が円滑に行える状態にする必要があったために、屋上庭園を作る事が出来ませんでした。屋上庭園を造るためには、屋根が陸屋根である必要があります。
しかし、平成20年に法律が改正されたことを機に、屋上の勾配を緩くすることができるようになり、最近では重量と防水にしっかりと注意すれば屋上庭園を木造住宅でも作ることができるようになりました。
理由④ 固定資産税をおさえることができる
地上に庭園を作るためのスペースを確保した土地を購入した場合、土地代が高くなる上さらに固定資産税もかかります。年に1回の物ですが、積もれば大きな額となります。
それに対し、屋上に庭園を作るのであればその分の土地を確保する必要はありません。結果、その分の固定資産税をおさえる事が出来るのです。
理由⑤ 屋上緑化でエネルギー消費&地球温暖化防止
屋上に植物を植えることにより、建物に届く太陽光は軽減されます。そのため、夏の室内の温度をぐっと下げることができます。また、冬には逆に、植物が室内の温度を逃さないようにしてくれるので、暖かく過ごすことができます。
これらの働きが、エアコンの稼働率が減ることにつながり、冷暖房費の節約にもつながります。屋上庭園は見た目が豊かで癒しの存在であるだけでなく、夏は涼しく、冬は暖かく、エコに繋げる事ができ、節電や省エネルギー効果に期待できます。
また、近年問題になっている温暖化にも大きな効果があります。
植物は二酸化炭素を取り込み、酸素を放出します。二酸化炭素は地球温暖化の原因となっている温室効果ガスのうちの一つです。つまり屋上に植物を植えて庭園を作っておくことで、地球温暖化の防止になるのです。
『自分の家の屋上を庭園化したくらいでは変わらないのでは…』と思うかもしれません。しかし、その小さな一歩が大きな力となります。
参考記事:自宅の屋上で菜園を楽しもう【初心者向け】台風対策などもご紹介
屋上庭園をつくる時の注意点
屋上庭園にはたくさんの魅力がありますが、つくる上での注意点も事前に把握しておきましょう。
ランニングコストがかかる
屋上庭園の一番のデメリットは、コストがかかるということです。
屋上に庭園を設置するためには、家の耐久性を向上する必要があります。また、屋上に庭園を設置するためにはそのためのつくりを施す必要があります。
また、雨漏りの対策も必要です。屋上庭園を作ったら、雨漏りがひどくなったというトラブルはよく起きるとされています。屋上庭園は水はけをよくしなければ、雨漏りの原因となってしまいます。雨漏りは家の老朽化にもつながるので、注意しなければいけません。
これらの対策も考えた上で屋上庭園を作らなければいけないので、最初にかかるコストだけでなくランニングコストもどうしても高くなってしまいます。
しっかりとした防水対策が必要
先ほどもあったように、雨漏りや浸水といったトラブルは避けては通れないかもしれません。
一般的な家であれば、屋上部分は塗装による防水や、FRP樹脂を塗布するFRP防水などが施されます。しかし屋上を設置した場合、地震のリスクや土の重量によって十分な防水性能を得ることができない場合があります。
この工法は、屋上に防水合板を敷き、その上に結露防止マットを敷設、最後に金属板を並べていき、雨の侵入を防ぐジョイントで接続する金属プレートを用いた金属防水という方法などを積極的に用いて、対策をしていきましょう。
参考記事:【戸建て】屋上とバルコニーの違いは?メリット・デメリットをご紹介
屋上庭園のある暮らしを始めるなら…
屋上庭園をつくることで、プライベート空間を手に入れるだけでなく、癒しの場も手に入れることができます。さらに、プライベートだけでなく地球温暖化や節電、省エネルギーなど、環境や経済面においても効果的に働きかけることができるのです。新築を考えている場合は、ぜひ屋上庭園も検討してみてくださいね。
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