屋上でBBQ!都内で叶える理想の休日

屋上のある家づくり

自宅に屋上があれば、のんびりと読書をしたり友人を呼んでワイワイ過ごしたり…家で過ごす時間をより充実させた楽しいライフスタイルが実現します。遠くに出かけて羽を伸ばしにくくなった今だからこそ、屋上の良さを改めて実感している方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、注文住宅を建てる前に知っておきたい屋上の魅力や設置にかかる費用、注意点まで、屋上のある家づくりに関する疑問をまとめてご紹介します。これからの計画に、ぜひお役立てください。

 


このコラムのポイント
・屋上があることで、バーベキューをしたり、子どもが安心して遊べたりと活動の選択肢を増やすことができます。
・屋上設置には、防水工事や補強工事、各種設備の設置費など合わせて200〜300万円の費用がかかります。納得のいく価格帯で工事をしてくれる業者を選び、素敵な屋上のある家づくりを進めていきましょう。


− contents −
 巣ごもりを快適にする屋上のある家
◼ 【注文住宅】屋上づくりにかかる費用は?
◼ 屋上づくりの費用をおさえるために利用したい制度
◼ 屋上のある家づくりはここに注意
◼ 屋上のある家で巣ごもりライフを満喫しよう

 

 

 

 

巣ごもりを快適にする屋上のある家

屋上のある家づくり

狭小地などの限られた広さの家を建てる時、外の景気を存分に楽しみたい時、家で過ごす時間が長くなった昨今。家に屋上があれば、私たちの生活はさらに充実したものになります。

屋上で過ごす開放感ある休日


天気のいい日や気候が安定している日、屋上に敷き詰めた芝生スペースでゆっくりと読書をしたり、何も考えずにぼーっとしたり…。忙しい毎日に忙殺されそうになっている中、こんな時間が確保できることは、心身ともに安定する平和なひと時ですね。

友人を招いてみんなでバーベキュー!


休日、仲のいい友人や家族を呼んで、みんなでバーベキューをすることもできます。遠くに出かけるのが難しいからこそ、家で過ごす時間はみんなで楽しみたいもの。周りの景色を見ながらの食事は、美味しく食べられるだけでなく仲も深める事ができそうですね。

屋上のある家づくり

安全に子どもたちが遊べるスペース


狭小地や都市部に住んでいると、公園がなかったり交通量が多く危険だったりと、なかなか太陽の元でしっかりと体を動かして遊ぶ事ができません。そんな時、緑をたくさん植えて、目で見て楽しめるスペースにした上で遊ぶスペースを作ってしまうのも一つの手です。目が行き届く範囲の中で、安心して遊ぶ事ができます。たとえお子様が成長し、遊ぶスペースが必要なくなったとしても、そのまま屋上庭園として楽しむこともできます。

布団も洗濯物も気持ちよく干せる!


天気のいい日、たくさん洗濯をして布団も干したいと思っていても、狭いベランダでは干す量も限られ、しっかり乾かすのは至難の技。家族が増えれば増えるほど問題になってきます。
屋上があれば、そんな問題に振り回されることはありません。広々としたスペースに、洗濯物の間隔を気にすることなく干すことができます。カラッと乾いた洗濯物は、取り込むのも次に着るのも快適ですね。

屋上のある家づくり

▶︎【屋上付き住宅】敷地12.4坪|延床21.5坪!女性設計士が考える 本当の「暮らしやすさ」を考えた、居心地がよいお家

このように、屋上があることで日常がちょっぴり豊かになり、満足度が高い生活を送ることができるようになります。

参考記事:【住まいのプロが伝授】一軒家で屋上ライフを楽しむ方法8選

 

 

 

【注文住宅】屋上づくりにかかる費用は?

屋上のある家づくり

魅力ある屋上ですが、現実的に考えて、設置にかかる費用や維持費はどのくらいかかるのでしょうか。依頼する業者や使う設備にもよりますが、屋上を設置することで200~300万円ほどかかると見ておきましょう。屋上をつけるための工程、材料費、人件費がこれらに含まれます。

必要な工事は、以下のようなものがあります。

① 防水工事

屋上は、常に雨や風、日光にさらされています。そのため、雨漏りを起こさないよう、しっかりと防水工事を行う必要があります。防水シートを二重に貼る、紫外線に強い防水シートを使用する、など各メーカーによっても違いますが、屋根を設置するよりも材料費がかかる可能性があります。

また、屋上を設置するには屋根の形を陸屋根にする必要があります。これは水が溜まる形状です。溜まった水が屋内に浸入しないように、雨漏りをしないようにすることで、家の劣化も防ぎます。

② 補強工事

屋上を設置することで、人が屋上で過ごすことができます。そのため、二階の天井部分に強度が必要となります。そのための補強工事にかかる材料費、人件費などが増えます。

③ 階段の増設

屋上に上がるためには階段が必要です。また出入りするためのスペースの増設も必要です。階段の材質によっても費用に大きく差が出るので階段にはこだわらない、というのであればカットできる費用かもしれません。
それに加え、落下事故を防着、安全確保のため、手すりとなる立ち上がり部分を高くする、手すりを付ける、といった工事も必要です。

④ 水道や電気の工事

屋上でバーベキューやプール、家庭菜園を楽しみたい場合は、水道や電気の工事が必要です。屋上まで設備を引き込んだり、防水対策をした上で設置をしたりする費用がかかります。

 

建築費用をおさえることは可能?

屋上のある家づくり

少しでも費用を抑えたい場合には、屋上の広さで調整してみましょう。屋上の費用は、坪単価で計算されることがほとんどです。屋上の坪数を減らすことで、費用を抑えることができるので検討してみましょう。

屋上のある家づくり

▶︎【木造階建て】敷地10.12坪|延床29.56坪!限られた敷地に地下と屋上4階の6層住宅

また、屋上の設備をどうするのかも、費用を左右します。水道の数や電気の数によって後々のランニングコスト、テーブルや椅子を多数設置するのであればその初期費用設備費用などが変化してきます。屋上の設置を決めた時点で、どのような使い方をするのか明確にし、的確な無駄のない設備投資をしていきましょう。

 

 

 

屋上づくりの費用をおさえるために利用したい制度

屋上のある家づくり

屋上を設置する以上、ある程度の費用がかかるのは仕方がありません。ただ、費用を抑えるために活用出来る制度も整っています。

 

屋上緑化助成金制度を活用する


屋上を緑化することで、費用の一部または全額を負担してくれる『屋上緑化助成金制度』という制度があります。

緑化助成金とは、一定の条件を満たすことで国などの公的機関に助成をしてもらえる制度で、『生垣緑化助成金』『屋上緑化助成金』『壁面緑化助成金』など、自治体によって名称は違いますが様々なものがあります。自治体によって、助成金の上限は異なります。例えば東京では、『東京都公園協会街かど緑化支援事業』が屋上設置にあたっての費用の1/2を助成してくれます。(上限あり・200万円)

緑化助成金の目的は、景観を良くして地域の環境を整えるためだったり、ヒートアイランド現象の軽減だったり、災害発生時の危険回避のためにコンクリートブロック塀を生垣に作り替えたり、が挙げられます。
この助成制度は、全ての自治体で実施されているものではないので、利用を検討している場合はまず自治体に確認、相談をするようにしましょう。

▶︎助成事業:東京都都市緑化基金

http://www.tokyo-park.or.jp/profile/promotion/index.html

 

 

 

 

屋上のある家づくりはここに注意!

屋上のある家づくり

屋上を設置する際は、落下防止、プライバシーの確保には注意するようにしましょう。

注意点① 落下防止対策をしておく


小さいお子様がいらっしゃる場合、落下事故防止の対策はしっかりとしておきましょう。手すりを高くする、手すりに簡単に近づけないように植え込みを作るなど工夫をしましょう。

注意点② プライバシーの確保をしておく


近隣に高いビルやオフィスがあれば、そこから屋上の様子は丸見えになってしまいます。洗濯物の内容や、家族で過ごす様子を見れば、誰がどのように暮らしているかはすぐにわかってしまいます。
ラティスを設置したり大きな植物を複数植えたりして、目隠しをしましょう。

参考記事:【自宅に屋上庭園も】知っておきたい基礎知識

 

 

 

屋上のある家で巣ごもりライフを満喫しよう!

屋上のある家づくり

屋上が新居にあるだけで、日常生活に幅が広がり、活動に選択肢が増えます。理想のライフスタイルを叶えられるよう、屋上のある家づくりを進めていきましょう。

家づくりに関する疑問は、クレバリーホーム東京にお問い合せください。数多くの実績をもとに、お客様が一人ひとりに寄り添った返答をさせて頂きます。いつでもお気軽にお問い合わせください。

LINEでお問い合わせ

監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

詳しいプロフィールはこちら