屋上庭園をうまく使いたい

最近、屋上庭園を設ける住宅が多くなってきています。
屋上住宅を設けることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
また、設置した屋上庭園をうまく使うにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は、屋上庭園をうまく使いたい、という方に向けて、屋上庭園をうまく使うために何が必要かについて見ていきましょう。

・屋上庭園とは


屋上庭園は、建築物の上層部、すなわち屋上やベランダなどといった地表から離れた高所に造られた庭園のことです。
世界の七不思議の一つに数えられた、古代メソポタミアの新バビロニア王国におけるバビロンの空中庭園が有名ですが、現代の比較的規模の大きい屋上庭園の場合は、この有名な空中庭園になぞらえて空中庭園と雅称されることも少なくありません。
しかし、屋上庭園と違って、空中庭園は定義されることのない名称なので、庭園の定義に適う設備を持たない空中庭園も存在します。
ビルなど、屋根が平らで、屋上を持つ建築物の空間に癒しや潤いを求めて緑を置くケースは増えてきましたが、従来は、鉢植えやプランターを置くだけでした。
このようなものも屋上庭園ですが、さらに推し進めて、客土によって人工地盤を造り、植栽を施して造園することも珍しいケースではなくなってきました。
例えば、21世紀初期の日本の首都圏など都市部では、ヒートアイランド現象解消の切り札としても注目を集めています。

・屋上庭園のメリット


屋上庭園をうまく使うためには、やはりメリットを伸ばすことが大切です。
屋上のある家にリフォームすると、庭として使えるスペースが増えるのが一番のメリットですが、他にもさまざまなメリットを得ることができます。
ひとつ目は、屋上部分に芝生を植えることによる室温上昇の抑制です。
屋上や天井部分に当たる日光によって、夏場などは室内の温度が上がりやすくなってしまいますが、屋上に芝生があることで、屋根の温度が上がりにくくなり、室温の上昇も抑えることができます。
もうひとつのメリットは、屋上だからこそのメリットです。
一般的な庭の場合、外部から庭への侵入や、庭に置いている設備の盗難などの不安があります。
屋上庭園なら、外部からの侵入はまず不可能ですし、侵入が難しいので、設備の盗難なども防ぐことができます。
また、屋上を庭園化しておけば、例えば晴れた日に友人を呼んでバーベキューをしたり、お茶会をしたりといった楽しみ方ができます。また、緑は心に癒しを与えてくれるものですので、日常生活にもゆとりが生まれます。
また、庭を作れる広い土地を購入すると、その後に固定資産税がかかります。
一方で、一戸建てを建てる際に、屋上にスペースを作ったからといって、作らなかった場合と比較して固定資産税の額にそれほど違いが出るわけではありません。むしろ、作り方によってはまったく差がない場合もあります。
つまり、税金の面で行くと、一般的な庭よりも屋上庭園の方が有利と言えます。

・屋上庭園のデメリット


屋上庭園は、屋上に土や植物を入れたり、ルーフトップを取り付けたりするため、どうしても建物にかかる重量が増加してしまいます。
そのため、構造によっては建物の補強工事が必要となり、ルーフバルコニーを設置する場合や、ウッドデッキを設置する場合に比べて、費用が割高になりやすいのがデメリットです。
また、屋上庭園は土を使うことが多いため、継続的に水分が屋根に乗った状態となります。
そのため、雨漏り対策や防水工事を十分に行い、水はけの良い設計がされていない場合、建物に雨水が浸入し、あっという間に建物を傷めてしまいます。
屋上庭園は庭として利用できるスペースを増やすことができる良い設備ですが、費用面などにリスクがあります。
このような問題点をあらかじめ十分に把握し、予防できる施工会社に工事を依頼することも大切です。
屋上庭園には土などを利用せず、人工芝などを利用したものもありますが、こちらにも少し問題点があります。
屋上を緑化することで室温の上昇を防ぐことができるのですが、人工芝は温度の上昇を抑える力が少ないです。
屋上庭園で室内の温度上昇を抑制したいとお考えの方は、天然芝を使った本格的な庭園を造ることをおすすめします。

・実は、木造住宅でも屋上庭園を造ることはできる


屋上庭園や屋上スペースがある一戸建て住宅は、鉄筋コンクリート製のものが多いのですが、木造住宅を屋上のある家にすることはできるのでしょうか?
まず、屋上庭園を造る場合の条件について見てみましょう。
屋上庭園を造るためには、まず屋根が陸屋根である必要があります。
木造住宅の場合、過去の法令ではある程度屋根に勾配を付け、排水が円滑に行える状態にする必要があったため、陸屋根にすることができず、屋上庭園を作ることができませんでした。
平成20年にこの法律が改正され、屋上の勾配を緩くすることができるようになったため、現在では重量と防水に十分注意すれば、木造住宅でも屋上庭園を作ることができます。
ただ、木造家屋の問題点として、雨漏りの被害は鉄筋コンクリート構造の家屋に比べて大きくなりがちというものがありますし、耐荷重についても鉄筋コンクリートに比べて弱くなりがちです。
木造家屋に屋上庭園を設置する際には、補強工事や防水工事にはより注意を払う必要があります。

・防水をうまくする


屋上庭園で失敗しないためには、まずは、屋上の防水をすることが大切です。
一般的な建物の場合、屋上部分は塗装による防水や、FRP樹脂を塗布するFRP防水などが施されますが、地震のリスクや土などの重さがあるため、十分な防水性能が得られないことがあります。
そこでおすすめなのが、金属プレートを用いた金属防水という方法です。
この工法は、屋上に防水合板を敷き、その上に結露防止マットを敷設、最後に金属板を並べていき、雨の侵入を防ぐジョイントで接続します。
ジョイントで金属板同士を接続して防水することから、揺れても割れが起きにくく、大きな地震でも防水性能が落ちにくいのがメリットです。
また、表面は金属板で補強されているため、重量物を設置しても防水層が傷みにくいのもメリットとなります。
金属防水は屋上緑化工事などでは広く用いられている工法ですので、屋上庭園の雨漏りが気になるという方は屋上緑化も手掛けているリフォーム会社や施工業者に問い合わせてみることも一つの方法です。

・まとめ


今回は、屋上庭園をうまく使うために大切なことについて見ていきました。
屋上庭園には、様々なメリットがあります。
そのメリットをいかに伸ばすことができるかによって、屋上庭園をうまく使えるかどうかが決まってきます。
自分の屋上庭園をいかにうまく使えるか、メリットをいかに伸ばすことができるかをよく検討してみましょう。

何か悩みや興味のある方は、ぜひ一度クレバリーホームにご相談してみてはいかがでしょうか?
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