大きな窓を採用して後悔?デメリットを元に対策

大きな窓は次のようなメリットがあるため、採用したいという要望が多いです。
- 日当たりや風通しが良くなる
- 開放感が出て部屋が広く感じる
- 家の中と外のつながりを感じやすい
- 外の景色を楽しむことができる
確かに、人気の理由もうなずけるメリットばかりですね。
しかし、実際に大きな窓を採用して後悔したという意見もあります。
メリットばかりに目を向けていると、失敗するリスクがあるため注意が必要です。
- point -
- 大きな窓を採用したときのデメリットを理解しましょう。
- 窓を大きくして後悔しないために事前の対策が重要です。
- リビングに大きな窓を採用した事例を紹介します。
− contents −
◼ 大きな窓の種類|どんな名前や特徴の窓がある?
◼ 大きな窓のデメリットと失敗事例7選
◼ 窓を大きくして後悔しないための対策
◼ 開放的な空間を作るために大きな窓を採用しよう
大きな窓の種類|どんな名前や特徴の窓がある?
大きな窓を採用する場合、一般的に次の3種類の窓が選ばれるケースが多いです。
- 掃き出し窓
- 滑り出し窓
- FIX窓
それぞれの特徴を解説します。
引違い窓

▶施工事例:玄関1つ、水回り2つのコンパクト設計でもこだわりの二世帯住宅
引違い窓とは、窓が左右にスライドして開け閉めできる窓のことです。
高さや幅にバリエーションがあり、大きな窓を採用するときは、引違い窓が選ばれるケースが多いでしょう。
ちなみに、床面まで窓があるタイプを掃き出し窓と言います。
窓を開ければホウキでゴミを掃き出せるということが名前の由来です。
バルコニーやデッキに掃き出し窓を採用すれば、扉をつけなくても出入りすることができます。
滑り出し窓

滑り出し窓は、窓の一辺を軸として屋外側へ滑り出す窓のことです。
縦を軸をした縦すべり窓と、横を軸とした横滑り窓があります。
上の画像は、上部が縦すべり窓、下部がFIX窓の組み合わせで大きな窓を作った例です。
引違い窓と比べてスタイリッシュな見た目に仕上がります。
FIX窓

▶施工事例:延床25.69坪!最大限に空間を活かしたボリュームのある建物
FIX窓とは開かない窓のことです。
滑り出し窓よりもさらにすっきりとした印象を与えることができます。
窓の開け閉めが必要ないため、重さのある大きな窓を採用しても問題ありません。
大きな窓のデメリットと失敗事例7選

大きな窓のデメリットや失敗事例を7つ紹介します。
①断熱性が下がるため夏暑く、冬寒い
窓は断熱材が入れられないため、壁と比べて断熱性が低いです。
また、開け閉めできるようにわずかな隙間があるため、気密性も下がります。
特に引違い窓はスライドさせるためのレールがあるため、隙間から外気が入り込みやすいです。

寝室大きな窓を採用したら、夏は暑くて冬は寒い思いをしたという方もいます。
春・秋の心地良い気温のときは最高ですが、真冬・真夏は住みづらさを感じるかもしれません。
②小さな窓と比べて費用がかかる

当たり前ですが、小さな窓と比べて大きな窓の方がコストが高いです。
窓本体の価格に加えて、カーテンの費用も上乗せされます。
窓1つに対して数万円の費用アップになることも少なくありません。
ハイサッシなどの大きな窓は、カーテンが特注サイズになることもあるので注意しましょう。
③日差しが強すぎて眩しい、家具が焼ける
吹き抜けに大きな窓を採用したら、日差しが強すぎて眩しかったという経験をした方もいます。
テレビの近くに大きな窓があると見づらかったという声もありました。
大きな窓を採用するときは位置に注意が必要です。
また、強い日差しが当たる場所に家具を置いていると焼けることがあります。
天然木を使った家具や建材は、日焼けで変色しやすいので注意が必要です。
④窓の掃除が大変になる
窓が大きいと掃除の手間が増えます。
高い窓だと手が届かないこともあり、台に乗ったり長い掃除用具を使ったりしなければなりません。
面倒くさいと感じて、窓の掃除をしなくなってしまったという方もいます。
大きな窓を採用するなら、掃除の大変さは覚悟しておきましょう。
⑤カーテンを開けていると外からの目線が気になった

大きな窓は外の景色が良く見える分、外から家の中の様子も良く見えます。
特に窓やカーテンを開けていると丸見えなので注意が必要です。
夜に電気を点けていると、カーテンを閉めていても見えることもあります。
家の中の様子がわかりやすい家は、泥棒にターゲットにされやすいです。
人のいないタイミングや寝ている時間がわかってしまいますからね。
大きな窓を採用するときは、シャッターをつけるなどの防犯対策を行うといいでしょう。
⑥家具が窓に被る可能性がある
大きな窓を採用すると、家の中の壁の面積が減ります。
その結果、「家具やインテリアが窓に被って置けなかった」という経験をした方もいました。
せっかく大きな窓をつけたのに、家具で隠れてしまったらもったいないです。
家具やインテリアの配置を考えながら、窓の大きさを決めましょう。
⑦防音性が下がる
窓は壁と比べると薄くて音を伝えやすいため、防音性が低いです。
そのため、窓の面積が広いほど音が伝わりやすい家になってしまいます。
本格的な防音室や音楽ホールなどに窓がないのは、防音性を高めるためです。
大きな窓を採用したら、屋外の音が気になったという経験をした方がいました。
また、家の中で子供が騒いでいると、周りの家に迷惑を掛けてしまう可能性もあります。
ペットを飼っていたり楽器を演奏したりする方も注意が必要です。
窓を大きくして後悔しないための対策

大きな窓を採用して良かったと思えるように、後悔しないための対策を考えていきましょう。
対策① サッシの種類をグレードアップする
サッシの種類をグレードアップすることで、断熱性や防音性を高めることができます。
断熱性を高めるには、ガラスとサッシの性能が高い商品を選びましょう。
- サッシを樹脂にする
- ペアガラスをトリプルガラスにする
- 特殊な金属膜(Low-E膜)が施工されたガラスを選ぶ
- ガラス間にアルゴンガスやクリプトンガスが充填されているものを選ぶ
サッシメーカーではさまざまなグレードがあるので、自分の地域に合ったスペックのサッシを選びましょう。
また、防音性を高めたいなら、防音ガラスがおすすめです。
防音ガラスは厚みの異なるガラスを組み合わせることで、音の共鳴を打ち消して遮音性を高める効果があります。
他に二重窓を採用する案もありますが、デザイン性が落ちる点がデメリットです。
ちなみに開け閉めできないFIX窓は気密性が高まるため、他の窓と比較すると防音性が高いでしょう。
しかし、ガラスを使っていることに変わりはないので、高い防音性は期待できません。
費用をかけずに防音対策したいなら、小さなFIX窓を採用して壁の面積を増やすなどの工夫をしてください。
対策② 人通りが多い面の窓には外構で目隠しをする

人通りが多い道路前は、なかなか大きな窓を採用しにくいですよね。
しかし、外構を工夫して目隠しを作れば人目が気になりません。
具体的には、高さのあるフェンスやルーバーを採用する方法です。
手入れが手間でなければ、植栽で目隠しを作っても良いでしょう。
また、敷地と道路の境界にフェンスを施工すれば、プライベートな庭を作ることも可能です。
掃き出し窓とデッキを採用して家の中と外をつなげれば、人目を気にせずアウトドアリビングも楽しめます。
対策③ 機能性の高いカーテンを選ぶ

大きな窓を取り入れて快適に過ごすためには、カーテン選びがとても大切なポイントです。
対策したい項目によって選ぶべきカーテンの機能性が異なりますので、自分に合ったものを選びましょう。
断熱カーテン
断熱カーテンは裏地に特殊な加工がしてあり、空気層に熱を溜め込み逃がさないドレープカーテンです。
どの季節でも効果を発揮しますが、保温性が高いため冬場に高い効果を発揮します。
また、裏地がついていて厚みがあるため、防音性を高めたい方にもぴったりです。
遮光カーテン
遮光カーテンは光を遮って、部屋の暗さを保つ効果のあるドレープカーテンです。
遮光レベルが1・2・3級に分かれていて、光の取り込み量を調節することができます。
近くに店舗があり、夜でも外が明るく賑やかな土地に家を建てる方などにおすすめです。
遮光カーテンが締まっていると外から中の様子がわかりにくいため、防犯性も高まります。
また、どの等級でも一般的なカーテンと比べて厚みがあるため、断熱性や防音性にも優れている点もメリットでしょう。
ミラーカーテン
ミラーカーテンは光に反射しやすい糸を編み込んでいるため、外から見たときに中の様子がわかりにくいレースカーテンです。
昼間に人通りが多く、家の中を見られたくないという方におすすめします。
シアーカーテン
シアーカーテンは薄地で透け感のあるカーテンのことです。
優しい光を取り込むため、きつい日差しが気になる箇所に採用すると良いでしょう。
高い位置や人目につきにくい大きな窓にもおすすめです。
他にもメーカーによって、UVカットや保温効果のあるカーテンもあります。
窓ごとに適した機能性カーテンを選び、大きな窓のある家で快適に暮らしましょう。
対策④ 見た目をすっきりさせたいならブラインドやシェードを選択
窓が大きいとカーテンの量も多くなるため、スタイリッシュに見せる工夫が必要です。
一般的なドレープカーテンは、両サイドにカーテンをまとめなければならず、野暮ったい印象になりがちです。
対して、ブラインドやシェードはドレープカーテンと比べて薄く、すっきりと窓回りに収まります。
ワンタッチで開け閉めできる機能性の高いものもあるため、見た目だけでなく機能性もスタイリッシュです。
ブラインドは角度によって日差しの量を調整できるので、大きな窓と相性が良いでしょう。
ドレープカーテンを採用したい場合は、カーテンレールを天井に埋め込むなどの工夫をしてみてくださいね。
対策⑤ 図面に家具のサイズを記載して窓に被らないかチェック
住んでから後悔しないために、設計時から窓と家具の配置を細かく確認しましょう。
おすすめは実際に採用する家具や家電のサイズを図面に反映してもらうことです。
視覚的にチェックすることで、失敗を減らすことができます。
図面に反映しにくいインテリアの設置場所などは、パース図を見ながらイメージを膨らませてください。
特に絵や写真をたくさん壁に飾りたい方は、大きな窓があって後悔することも多いです。
必要な壁を確保しつつ、大きな窓のある開放的な空間を作りましょう。
大きな窓があるリビングの実例
大きな窓があるリビングの実例を紹介します。

さまざまな種類の窓を組み合わせて、大きな窓を作ったリビングの事例です。
なるべく高い位置に窓を施工したため、長い時間室内に光が差し込みます。

高さの低い収納の上に、大きな引違窓を2枚採用したリビングです。
元々は小さな縦すべり窓が3枚ついていましたが、リノベーションを行いました。
収納に腰かけることもできるため、くつろぎながら外の様子を眺めることができます。

広いLDKに合わせて大きな窓を採用した事例です。
FIX窓と片引き窓を合わせました。
片引き窓の面積を小さくしているため、大きな窓ですが窓の開け閉めが楽にできます。
開放的な空間を作るために大きな窓を採用しよう
開放的な空間を作りたいなら、大きな窓を採用することは効果的な手法です。
メリットはたくさんありますがデメリットも多く、後悔した人もたくさんいます。
しかし、対策を行うことでデメリットを補うことは可能です。
窓やカーテンの種類を選んだり、窓の位置や外構を工夫しながら大きな窓を採用してみてくださいね。
クレバリーホームでは、狭小住宅に大きな窓を採用することで、開放感のある空間を提案しています。
新宿モデルハウスでは、大きな窓のある家を実際にご覧いただけます。

「コンパクトなリビングでも広く感じるような工夫をしたい」という方はぜひご相談くださいね。












