収納スペースの確保で狭小住宅でも快適な暮らし

 

すっきりと整った空間で、ゆったりとした暮らし。マイホームを持つ方は誰もが憧れる暮らしなのではないでしょうか。とはいえ、我が家は狭小住宅だからそんなスペースはない…と諦めていませんか?

狭小住宅でも、しっかりと収納スペースを確保することで、すっきりと整った空間での理想の生活が実現します。

 

今回は、狭小住宅に収納スペースを確保するコツや、おすすめの収納法をご紹介します。

 


このコラムのポイント
・狭小住宅でも、すっきりとした空間で快適な生活をするためには、デッドスペースや隙間を利用して収納スペースを確保することが大切です。
・見せる収納や掛ける収納など様々な収納術があります。
・収納スペースを確保する前に持ち物の見直しを行い、本当に必要とする物だけを収納するスペースを確保するようにしましょう。
・このコラムを読んで頂くことで、狭小住宅に住む前に、適正な物の量を把握することができ、それにあった収納スペースを確保する工夫ができるようになります。


 

 

 

 

狭小住宅の良さ


狭小住宅は、比較的狭い土地に建てられた家です。狭い家だからと倦厭されている、というわけでもなく利便性や都心部にマイホームを持ちたい方にとても人気があります。狭さを感じさせないデザイン性の高い狭小住宅や、間取りを工夫し、広々と感じさせる狭小住宅など、今や多くの狭小住宅があります。

 

狭小住宅の良さと言えば、まずは利便性でしょう。駅の近くのように、土地代の高い場所でも狭小住宅であれば限られた予算でも建てることができます。狭い土地であれば、たとえ駅の近くとはいえ土地代も高くないものが多く、駅から離れた場所に大きい土地を買うよりも比較的安く建てることができます。

 

また、居住スペースが限られているので、掃除や家事動線も簡単にすることができます。掃除の時間が減り、動線が短くなることで、そこに当てていた時間を何か別のことに使うこともできます。

 

そして、税金の面でも出費を抑えることができるという良さがあります。家を建てると、固定資産税と都市計画税がかかります。税額を決定するときに固定資産税評価額を使いますが、これに税率をかけて税額を決定します。小規模住宅用地と呼ばれる200平方メートル以下の土地であれば、さらに安く抑えることができます。

 

このように、狭い家とはいえ、そこに住み続ける良さはたくさんあります。

 

 

 

 

収納スペース確保のコツ


では、狭小住宅でしっかりと収納スペースを確保するための方法は、どのようなものがあるのでしょうか。

 

◼︎ デッドスペースを有効に利用する

収納ボックスやキャビネット、棚やタンスなどだけが収納スペースではありません。日常生活では気づきにくいかもしれませんが、有効活用されていないデッドスペースは意外と多く存在します。

 

ベッドの下や階段の下は、普段は使うことはありませんが、収納スペースとしては活用することができます。それぞれの場所にあったサイズの収納ボックスを準備すれば、スペースを有効に活用することができます。わざわざ大きな家具を買い揃える必要も無くなりますので、出費を抑えることもできます。

 

階段の下などであれば、書斎を設けることができます。比較的閉鎖的な空間の方が、広々とした空間よりも人は集中力が高まります。そのため、書斎にすることで仕事に集中することができ、読書もはかどります。

また、パントリーを設置するのも有効な活用手段でしょう。災害に備えた非常食などの保存を考えた時に、活躍してくれます。備えとして、ある程度の量は確保していたいがスペースがない…という時にも便利でしょう。

 

 

◼︎ 棚以外の収納スペースも利用する

収納ボックスやキャビネットの中などに、仕舞い込む事だけが収納ではありません。

『見せる』のも収納の一つです。キッチン周りやリビングなどは、見せる事で空間をおしゃれに演出する事ができます。また、それと同時に便利でもあります。

キッチンであれば、調理器具や調味料などを見せる事でおしゃれになりますし、調理する、片付ける、といった時に動線が短く簡単に行動に移す事ができます。

リビングも、気に入っている家具や雑貨をあえて見せる事で、空間に調和が生まれるとともに、余計な物が増えなくなります。

見せるものがある事で、見られたくない生活用品の収納スペースの確保だけを考えれば良い、という結果に繋がります。

 

 

 

【狭小住宅】おすすめ収納術


収納スペース以外にも、狭小住宅の空間を有効に使い収納していくためには、次のような方法があります。

 

◼︎ おすすめ収納術① 壁にかける

『見せる』目的以外にも、壁にかけることが収納になります。

バックや靴などが好きな方は、どんどん増えていってしまいどう収納すればいいのかわからず困る…という方も多いようです。これが狭小住宅であれば、なおさら重大な問題でしょう。このような場合は、クローゼットや靴箱の裏にかけて収納することで、収納の空間を広く使うことができます。

キッチンツールにこだわっている方も、キッチンの壁にかけることはおすすめです。こだわって揃えたものを常に目にすることで、料理に対するモチベーションが上がります。また、ツールは使いやすく且つ片付けやすくもなります。

フックや壁に取り付ける器具などは、ホームセンターなどで手軽に手に入るので、DIYに挑戦し、狭小住宅をさらに自分好みに育て上げるのも良いですね。

 

 

◼︎ おすすめ収納術② 隙間を生かす

家具の買い替えや家電のサイズ、動線などを考慮した結果、どうしても生まれてしまった隙間。これらの隙間も、有効に収納スペースとして活用することができます。

最近では、様々な幅に対応した収納ボックスや棚がたくさん売られています。隙間にあったサイズの収納ボックスや棚を、設置してみましょう。隙間とはいえ、狭小住宅にとっては立派な収納スペースです。空間を存分に活かし、活用するためにも、少しの隙間も有効に使いましょう。

 

 

 

 

生活に必要な物の量を見直す


 

狭小住宅で快適に暮らすためには、生活用品の選別が必要不可欠です。

 

収納スペースをたくさん確保する前に、本当にそれだけの収納スペースが必要なのか、不要な物とともに暮らそうとしていないかを改めて見直すことは大切です。

一度改めて必要な物を見直すことで、自分や家族が生活に必要としている物の量を把握することができます。結果として物が減り、家の中が散らかりにくくなり、快適な暮らしを簡単に保つことができます。

 

せっかく建てるマイホームですから、大切にできる物に囲まれて、快適な暮らしにしていきたいですね。

 

 

 

 

狭小住宅でも快適な暮らしを


 

狭小住宅でも、収納の工夫をすることで、すっきりとした快適な暮らしをすることができます。狭くてもできることはたくさんあります。そのためには、間取りなども合わせて綿密に考え、作り上げていくことが重要です。

 

都心部でも快適に暮らせる狭小住宅を建てたい、収納スペースにもこだわって信頼できる人たちと家づくりを進めたい。そんな思いに寄り添ってもらいながら、家づくりをしたい。

このような希望を叶えるために、ご提案があります。

 

クレバリーホーム東京は、お客様の世界で一つだけの暮らしを実現するために、幅広いサービスをご用意しています。

狭小住宅の建築実例も数多くあり、皆様にご満足頂いております。

 

ぜひ一度、ご連絡、お問い合わせください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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