デメリットだらけ?二世帯住宅に纏わる失敗例について

 

二世帯住宅に住むことは揉め事が多く失敗したと感じる方が多いようです。二世帯住宅自体は悪い物ではない物のマスオさん状態や嫁姑問題などが災いしてトラブルを引き起こしてしまうようです。そこで今回は二世帯住宅における失敗例と失敗しないための対策についてご紹介します。

 


このコラムのポイント

・マスオさん状態の旦那さんは気苦労が絶えず、精神的な苦痛を感じてしまうので二世帯住宅に後悔することが多い

・二世帯住宅は日常生活、維持費の支払い、部屋の使い方など揉め事の原因になる要素はたくさんある

・失敗しないためにはお互いが納得のいく建物の設計とルールが重要。場合によっては一切関わらないのもあり


 

二世帯住宅は失敗しやすい!?


 

最近は経済的な理由や税金対策などで二世帯住宅に住む人が増えています。二世帯住宅は親世帯と子世帯が同じ屋根の下で生活するので、一見すると賑やかで楽しそうなイメージがあります。しかし実際にはその逆で親世帯と距離が近いからこそトラブルが起きてしまい、二世帯住宅に住んだことを失敗だと思っている人も多いようです。

 

過去の失敗例を参考にしてトラブルを避ける

もちろん二世帯住宅に住んでいる全ての人が失敗だと感じているわけではありません。そのため過去の失敗例を参考にして失敗しないための対策や心構えを覚えておけば安心して二世帯住宅に住めるということになります。これから二世帯住宅の購入を考えている方は過去の失敗例の二の舞にならないようによく覚えておきましょう。

 

二世帯住宅の失敗例:マスオさん状態


 

マスオさん状態とは?

このマスオさん状態という言葉は、言わずと知れた漫画「サザエさん」に登場するマスオさんのことを意味します。サザエさん一家も二世帯で生活しており、マスオさんは婿養子で妻・サザエと妻の父母(波平と舟)と一緒に生活しています。つまり娘夫婦と一緒に住んでいる婿養子のことをマスオさん状態と呼びます。

ストーリーの中でのマスオさんはサザエさん一家と仲良く暮らしています。しかしよく聞く「マスオさん状態」とはネガティブなイメージで使われることが多いです。

 

妻の両親に常に監視されている

世の中の旦那さんは仕事中こそ姿勢を正して真面目な態度を見せていますが、帰宅した後の家の中では力が抜けてだらしない姿になることも多いです。自宅は旦那さんが唯一リラックス出来る場所なので多少だらしない態度を見せたとしても普通ならば問題ありません。

しかし二世帯住宅の場合、妻のご両親にだらしない姿が見られてしまい恥ずかしい思いをしてしまいます。いくら自宅と言えども妻のご両親に見られている状態だと「ちゃんとしないといけない」という意識が働いてしまいます。

その状態が毎日続くと自分がリラックス出来る場所が無くなってしまい、非常に息苦しい思いをしてしまいます。

 

口答えできない

マスオさん状態の旦那さんは家の中でも非常に弱い立場に立たされることが多々あります。妻のご両親に対して反抗できないことは当然として、妻に対してもすぐ近くにご両親がいる以上夫婦喧嘩に発展するような言い争いは許されません。

そのためたとえ旦那さんに非が無かったとしても、言い争いになったら負けてしまいます。マスオさんになると自分だけ意見が通りづらいというのはストレスが溜まってしまいます。

 

自分だけ他人

マスオさん状態というのは妻の家族の中に自分一人が入っていくような状態になります。つまり戸籍上は家族であっても血縁関係を考えるとマスオさんだけ他人ということになります。

これは普通に生活しているだけならば何も差支えありません。しかし心のどこかで「自分だけ他人」という考えが残ってしまいます。酷い場合には自宅の中でも孤独感に苛まれてしまい全然落ち着かなくなってしまうこともあります。

 

口うるさい親だとキツイ

二世帯住宅で暮らすためには親世帯と仲の良い関係を築くことが必要になります。心の優しいご両親であれば良い関係を築くことは難しくないでしょう。しかしその逆であれば非常に難しくなります。

口うるさいご両親と二世帯住宅に住んでしまった場合、ちょっとした態度の乱れを指摘してきたりこちらの要望を一切聞き入れてくれなかったりします。妻のご両親の場合、共働きに対して文句を付けるケースもあります。この様な小言を言われたとしてもマスオさんには口答えする権利を与えてくれません。

 

二世帯住宅の失敗例:揉め事が多い


 

二世帯住宅にはマスオさん関連以外にもたくさんの揉め事が発生します。

 

プライバシーの不足

二世帯住宅は住人がたくさんいるので、常に誰かに監視されているような状態になりがちです。これは共有スペースが多い完全共有型の二世帯住宅で起きやすいトラブルです。

仕事帰りや休日などのリラックスしている時にもご両親から常に行動をチェックされている気がしてしまいます。そうすると気が安まずに、自宅なのに自由に動けないという状態になります。酷い場合には顔を合わせるだけでストレスを感じるようになってしまいます。

 

住宅の維持費に関するトラブル

二世帯住宅に住む場合、家賃・税金・公共料金などを親世帯と分担して支払うこともあります。効率良く分配すれば普通の一戸建て住宅に比べて維持費が安上りになるというのが二世帯住宅の特権です。支払いに関しては全てを折半にすることもあれば、各項目ごとに払う人を決めるというやり方もあります。

この分配の仕方は折り合いがつけば問題無いですが、折り合いがつかなかった場合いつまでもトラブルの素になってしまいます。例えば親世帯が公共料金を全額支払うと決めたにも拘わらず「私達はパソコンやインターネットなどの電気代のかかる製品を使わないのに電気代を全額支払うのは許せない」と言ったり、家賃を毎月折半にする約束をしたのに「そっちの方が人数が多いのに折半なのはおかしい」と言い出すこともあります。

 

孫へのプレッシャー

これはまだ子供が生まれていない子世帯にありがちなトラブルです。二世帯住宅に住む親世帯は孫の顔を見ることを楽しみにしている方がたくさんいます。そのためまだ子供ができていない子世帯に対して執拗に子作りを催促したり、子供がいる場合には事あるごとに「孫の顔を見せろ」と頻繁に会おうとします。

 

居住エリアの配分ミス

共同スぺースの多い二世帯住宅の場合、家族同士でバッティングしてしまうことが多々あります。例えばトイレや風呂場を使いたくても誰かが入っているせいで使えない事や、共有スペースであるリビングをまるで自分の部屋かのように占拠してしまうということが考えられます。

また祖父母の部屋の近くにトイレや風呂場を設置した場合、就寝中に使用して水が流れる音が迷惑となってしまうこともあります。他にも1階を親世帯のエリアで2階を子世帯のエリアに分けた場合、2階で床を踏む音が1階にまで伝わってしまう事もあります。

さらに玄関の配置も揉め事の原因になります。二世帯住宅の玄関は1つを共有するか、2つ設けて独立させるかの2通りがあります。このうちの1つを共有する場合だと親世帯の夫婦と鉢合う回数が増えてしまいます。会う機会が多いという事は揉め事に発展する可能性も高まることを意味します。

 

二世帯住宅で失敗しない方法とは?


 

設計次第でトラブルを回避出来る

マスオさん状態の二世帯住宅の場合、常にご両親と一緒にいると気苦労が絶えません。親世帯とフレンドリーな関係を築いている場合を除けば、なるべくお互いの顔を合わせる回数を減らすことに越したことはありません。

そのため世帯ごとに居住エリアを分離すればトラブルを未然に回避できます。特に玄関もエリアも完全に分けられた完全分離型の二世帯住宅はお互いが会う機会が非常に少なくなるのでお勧めです。

 

事前にルールを明確にする

新婚の夫婦が同居する時と同じように二世帯住宅も同居前に生活上のルールを決めることが大事になります。金銭の管理、家事の分担、居住エリアの使い方など決めるべきルールはたくさんあるので全員が納得いくまで話し合っておきましょう。

 

関わらない方がいいという意見も

二世帯住宅に住んでいる方は親世帯のご両親と折り合いがつかずにトラブルを引き起こしてしまう事が多々あります。そのため「どうせトラブルを起こすくらいなら一切かかわらない方が良い」という意見もあります。

二世帯住宅は同じ建物で生活を共有するものですが、やり方次第では全く関わらずに生活することも難しくありません。完全分離型の二世帯住宅を設計して、普段の不要な交流も作らずに維持費の支払いもお互いに独立させれば顔を合わせる必要がありません。

 

まとめ


 

二世帯住宅はお互いが協力し合って生活するものですが、それが上手くいかずに失敗してしまう方もいます。これから二世帯住宅に住むことを考えている方はトラブルになりそうな要素を事前に予想してご両親とも話し合ってお互いが納得のいく二世帯住宅を設計するように心がけましょう。

 

こんな家にしたい、という具体的なイメージがわかない、希望はあるけれど他の人の家づくりも参考にしたい方は、ぜひ建築実例をご覧になってみてください。

 

もっと価格について詳しく知りたい、間取りのアドバイスが欲しい、二世帯住宅を検討しているが疑問点がある…という方も、お気軽にお問い合わせください。